前回は汚し塗装について説明をしました。今回は汚し塗装の続きになります。
🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】車体に合わせたタミヤ土のうセットの改造方法(タミヤ 1/35 Ⅲ号戦車N型)~⑫汚し塗装編その1~
🐦️今回使用しているキットと土のうセットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.290 ドイツ陸軍 III号戦車 N型
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.25 土のうセット
=🐣シミとオイル汚れ表現=
オイル汚れやシミを加えていきます。オイル汚れは溶剤で形を整えやすいエナメル塗料を使用します。今回はガイアノーツのオイル用塗料にタミヤスミ入れ用塗料のダークブラウンを加えて、ツヤを調節した塗料を使用しています。
🐦️今回使用したオイル汚れ用塗料を下記に載せておきます。参考にして下さい。
ツヤを抑えると、ちょっと古い感じのオイル汚れやシミに見えます。オイル用塗料のツヤを調節をしないでそのまま使用すれば、ツヤのある新しい感じのオイル汚れになります。新旧二つのオイル汚れを表現すればオイル汚れも単調になり難いです。
ツヤを調節したオイル汚れ塗料を写真1~4のように塗ります。シミや凹部分に溜まった汚れも表現できるので、汚れやシミを加えたい部分にも塗料を塗っていきます。溶剤で形や濃さを整えるので、形はあまり意識しないで汚れを加えたい部分に塗料を塗っていきます。

オイル汚れは溶剤で拭き取れるので、過剰に加えても問題ないです。とりあえず、汚れを加えてみたい箇所に塗ってみて下さい。

ダークイエロー系の車両はシミやオイル汚れの色がハッキリ解るので、混合する色をいろいろ試しながら自分のイメージに合ったオイル汚れの色を表現してみて下さい。


エナメル溶剤で汚れの形や濃さを調節します。拭き取りや形の整えの際に、周囲に広がった塗料がテカってしまう場合があるので、エナメル溶剤にフラットベースを混ぜたものを使用してテカリを抑えるようにしています。
エナメル溶剤で汚れの形を整えた状態が写真5~9になります。


古いオイル汚れは縁をぼかす感じで形を整えて、シミは全体を薄くするような感じで表面を拭き取っていきます。同じ塗料でも、拭き取りのやり方を変えれば、違う表現に見えるのでいろいろと試してみて下さい。

溶剤にフラットベースを加え過ぎると、乾燥後に粉が拭いたような感じになってしまうので加減には注意して下さい。粉が拭いても、普通のエナメル溶剤で表面を軽く撫でれば、流れていくので焦らずに処理をして下さい。
表面に付着させたパステル粉に溶剤が染み込むと、パステル粉が滲んだ感じになります。これはこれで味のある表現になるのですが、滲みが大き過ぎたり形が気に入らない場合は、エナメル溶剤で拭き取るようにして下さい。


少量のパステル粉を付けた筆で軽く撫でるとツヤが消えていきます。溶剤を使いたくない部分のツヤはパステル粉で調節してみて下さい。
何度でもやり直しができる作業なので、自分の気に入った感じになるまで作業を続ける事ができます。付着と拭き取りを繰り返せば繰り返すほど深みのある表現になります。簡単に拭き取れるエナメル塗料を使用すれば、失敗を気にせず自分の好みの状態になるまで作業ができるので、汚し塗装で悩んでいる人はちょっと参考にして下さい。
=🐣新しいオイル汚れ=
ガイアノーツのオイル塗料をそのまま使用して、ツヤのある新しいオイル汚れを加えていきます。そのままでは色がかなり濃いので、溶剤で薄めたりクリアーカラーなどを混ぜて自分好みの濃さや色合いに調節して下さい。
新しいオイル汚れを加えた状態が写真10~14になります。縁をハッキリさせた方が新しいオイル汚れ感があるため、拭き取り作業はできるだけ避けたいので、汚れの形を意識しながら塗るようにします。

新しいオイル汚れはツヤが強いので、拭き取りや形を整える際に塗料が拡がってテカリが出やすくなります。拭き取りなどはフラットベースを混ぜた溶剤を使用するようにして下さい。



テカリが気になる箇所はパステル粉などでツヤを調節します。

=🐣仕上げ作業=
最後にもう一度軽くパステル粉を表面に付着させて、全体を埃っぽい感じにします。付着し過ぎた箇所は、溶剤で一度流してから付着をやり直して下さい。
今回は乾燥地帯の車両なので、泥はね表現や雨垂れ表現を控えています。その代わり、パステル粉の付着は通常よりも多めに繰り返しています。車両の置かれた状況に合わせて、加える汚れを選択するようにして下さい。
仕上げ作業を終えた状態が写真15~18になります。




これで車両の塗装は終了です。
=🐣フィギュアの配置=
塗装を終えた写真19のフィギュアを車両に配置します。

塗膜に影響しないよう木工用ボンドを使用して、写真20のように車両に合わせてフィギュアを取り付けます。

靴底にパテを盛ったので、写真21、22のように足がしっかり車両に接地した感じになっています。足が浮いてしまうと重量感が損なわれてしまうので注意して下さい。


🐔靴底のパテ盛りについて説明した記事を下記に載せておきます。興味のある方は参考にしてみて下さい。
【初心者向け】車体に合わせたタミヤ土のうセットの改造方法(タミヤ 1/35 Ⅲ号戦車N型)~⑧フィギュアの製作編~
=🐣完成=
これで完成になります。


土嚢の形状が妙にしっくり感じてしまう人は、タミヤ土のうセットの形状が脳内にしっかり刷り込まれていると思います。そういった人は、タミヤ土のうセットを使用すれば、簡単に自分のイメージに合った土のうを表現する事ができると思います。

パテなどで実物と同じように土嚢を製作するのも良いですが、実物通りに製作してみると意外と脳内で認識していたイメージと違う形になってしまう事も多いです。長い年月をかけて親しまれた形状のキットを使用すれば、パッと見ただけでそれと認識できるような形状を簡単に再現できるという利点があります。
そういった事を考えながら作業を進めていくのも結構楽しいので、興味のある方は是非挑戦してみて下さい。




今回はここで終了です。次回は簡単なまとめになります。
