【初心者向け】単色塗装車両の楽しみ方(タミヤ 1/35 JSU-152)~⑧汚し塗装編その1~

前回はエナメル塗料の表面処理について説明をしました。今回は汚し塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】単色塗装車両の楽しみ方(タミヤ 1/35 JSU-152)~⑦表面処理編その2~

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣泥汚れの調整=

泥汚れを調節します。コーティング塗装の前に塗装を一度行っているので、塗り残しや形を整えたい部分にだけエナメル塗料を使用して塗装します。

泥塗装で難しいのは、汚れの形をイメージ通りに塗装する事だと思います。筆使いがうまくいかずに、イメージ通りに泥汚れの形を表現できなかった経験がある人も多いと思います。

エナメル塗料で雨垂れ表現やオイル汚れの塗装を行った事がある人は解ると思いますが、ぼかしや滲みのある微妙な形の表現は溶剤で形を整えると仕上がりが良くなります。

同じように泥汚れも縁をエナメル溶剤でぼかしたり、拭き取りで形を整えるようにすれば、微妙な形の表現が可能になります。筆塗りでは難しい表現ですが拭き取りだと簡単に表現できるので、泥汚れの塗装で悩んでいる人は、塗りで形を作るのではなく拭き取りで汚れの形を作ってみて下さい。

スミ入れと流れたパステル粉で表面が良い感じになっていたので、色が弱い箇所だけ泥色のエナメル塗料で塗装しています。テクスチャーの泥と車体の境目が不自然な箇所は、軽く塗料を塗ってから溶剤でぼかして自然な境目にしています。

泥汚れの調整塗装を終えた状態が写真1~4になります。

写真1
写真2
写真3
写真4

=🐣排気管の塗装=

車体後部の排気管に汚し塗装を加えます。黒のパステル粉をアクリル溶剤でペースト状に溶かしたものを排気管に塗っていきます。

塗り終えたら茶色のパステル粉を乾いた筆で表面に付着させて、鉄が焦げたような表現を加えます。赤みが強い茶色を使用するとより鉄が焼けた感じになります。最後に黒のパステル粉で煤を付けていきます。

排気管の塗装を終えた状態が写真5になります。

写真5

🐔パステル粉を使った排気管の塗装は、簡単に焼けた感じの排気管が再現できるのでお勧めの作業です。 下記に詳しく説明した記事を載せておくので、興味のある方は参考にして下さい。

【初心者向け】簡単!20分でできる排気管の汚し塗装①

=🐣雨垂れ表現=

装甲板に汚れが流れた雨垂れ表現を加えていきます。雨垂れ表現をしたい箇所にエナメル塗料を塗って、エナメル溶剤を浸した筆で形を整えます。表現が気に入らない場合は、溶剤で全て拭き取ってやり直して下さい。何度でもやり直しができるので、気に入った表現になるまで挑戦してみて下さい。

写真6

スミ入れ用塗料を使用すると、やや薄めの雨垂れになります。濃い表現が苦手な人はスミ入れ用塗料を使用してみて下さい。

写真7

側面装甲板の面積が広くて角度が垂直に近い車両は雨垂れ表現がの効果が高いです。効果が高いのでやりがいはありますが、やり過ぎには注意して下さい。

=🐣古いオイル汚れとシミ=

オイル汚れとシミを加えていきます。最初に少しくすんだ感じの古いオイル汚れやシミを加えます。

ガイアカラーのオイル汚れ用塗料に、1:1の比率でタミヤスミ入れ用塗料を加えてツヤを少し抑えた塗料を使用します。今回はダークブラウンを加えましたが、加える色によってオイル汚れの色が変わってくるので、いろいろ試して好みの色を探してみて下さい。

🐔ガイアカラーのオイル塗料はエナメル系で、アクリルやラッカー系の下地なら塗膜に影響することなく塗装や拭き取りが可能です。タミヤのスミ入れ用塗料とも混合できるので、汚し塗装には便利な塗料です。下記に載せておくので、参考にして下さい。

オイル汚れ用の塗料を写真8~12のように汚れを加えたい場所に塗っていきます。拭き取りで形を整えるので、汚れの形は気にしないで塗って下さい。

写真8

オイル汚れだけでなく普通の汚れシミも表現できるので、ちょっとしたシミや色の変化を加えたい箇所にも塗ってみて下さい。光沢の塗料は時間が経過してもきれいに溶剤で拭き取れます。表現が過剰な箇所はきれいに拭き取れるので、ちょっとやり過ぎではと思える程度に塗料を付着させてみて下さい。

写真9
写真11

足回りにも塗料を塗ります。オイル汚れ以外に湿った泥表現にも使えるので、湿った泥汚れにしたい場合は泥のテクスチャー部分にも塗ってみて下さい。

写真12

エナメル溶剤で拭き取りをします。普通のエナメル溶剤を使用すると、拭き取りをした際に表面がテカテカしてしまうので、フラットベースを加えたエナメル溶剤を使用します。つや消しの溶剤は結構使えるので、多めに作ってスペアボトルなどで保管しておくことをお勧めします。自分好みのつや消し溶剤を製作してみて下さい。

🐥フラットベースを加えすぎると乾いた時に粉が浮いた状態になるので注意して下さい。粉が浮いてしまった場合は、エナメル溶剤でサッと表面を洗い流して下さい。

フラットベースを混ぜた溶剤でオイル汚れやシミの形や濃さを整えます。縁をぼかすと古い感じのオイル汚れやシミに見えるようになります。

拭き取りが終了した状態が写真13~16になります。

写真13

失敗してもきれいに拭き取ってしまえば、何度でもやり直しができます。気に入った表現になるまで付着と拭き取りを繰り返してみて下さい。

写真14

ツヤを残したい箇所は、溶剤に入れるフラットベースの量を少なくしたり普通の溶剤を使用してみて下さい。

写真15

オイル汚れは塗装で形を作るよりも、拭き取りで形を整える方が上手くいきます。縁のぼかしや微妙な形も表現しやすいので、オイル汚れやシミの塗装で悩んでいる人はちょっと試してみて下さい。

写真16

🐥表面にパステル粉を軽く付着させればツヤを軽減する事ができます。ツヤを部分的に消したい場合は試してみて下さい。

🐦️エナメル溶剤は拭き取りなどで使用するので特大サイズがあると便利です。下記に載せておくので参考にして下さい。スペアボトルとフラットベースも一緒に載せておくので、こちらも参考にして下さい。

足回りの拭き取りを終えた状態が写真17~19になります。泥部分に塗った塗料はツヤを残すようにしています。

写真17
写真18
写真19

今回はここで終了です。次回は新しいオイル汚れの表現になります。

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