【初心者向け】洋上ジオラマ製作法 マレー沖海戦(タミヤ1/700プリンス・オブ・ウェールズ)~④迷彩塗装編~

前回は船体の基本塗装まで終了しました。今回は迷彩塗装の説明になります。

🐔前回の記事を載せておきます。参考にしてください。

【初心者向け】洋上ジオラマ製作法 マレー沖海戦(タミヤ1/700プリンス・オブ・ウェールズ)~③基本塗装編~          

=🐣迷彩塗装=

迷彩塗装を行います。一番薄い色を基本色として船体全体に塗装しました。薄い色→濃い色の順番で迷彩塗装を行って行きます。説明書では6色の迷彩になっていて、カタログの完成写真等をみるとグレー系が4種、やや明るいブルー系と、かなり濃いグレーの6種です。

写真1

1. 2色目の塗装

基本塗装が1色目になるので2色目の塗装になります。基本色よりも緑っぽい色でそれほど濃くありません。説明書と前回プレートの裏に塗った色見本を参考にして、XF14明灰緑色とXF2フラットホワイトを1:1で混合したものを使用します。

説明書を参考にして塗装します。船体側面の窓の位置をガイドにして塗装していくと、比較的説明書通りに塗装ができます。

写真2

色の系統がにているので、目立ちませんがこれから徐々に濃い色を加えていくので気にせず塗装します。ムラやはみ出しは後で修正するのであまり気にせず塗ってしまいます。

🐥何度も筆を動かすと下の色が溶け出してくるので、筆の動きは1~2回で済ませるようにします。筆ムラは気にせず説明書通りに迷彩模様を付ける事に専念します。

2.3色目の塗装

3色目は中間色になります。前回中間色はXF19スカイグレイと決めたので、スカイグレイで塗装します。これも説明書を参考にして塗装していきます。

写真3

説明書の塗装図は上面と左右側面しか記載されていません。そのため前面と後面の迷彩パターンが解りません。左右側面の塗装図から想像して塗装します。例えば左右の塗装が繋がっている感じなら繋げていきます。右側面では塗装されているのに、左側面では塗装がされていない時は正面部分で塗装が途切れているので、正面部分で迷彩模様が途切れるようにします。

🐥前回説明しましたが、艦船の迷彩は速度、大きさ、進行方向を認識し難くするためなので、側面が重要になります。なので前面、後面は側面部分と上手く繋がるようするだけで問題ないと思います。

3.4色目の塗装

次に4色目の塗装になります。やや濃いめもグレーなので、XF19スカイグレイとXF54ダークシーグレイを1:1で混合した物を使用します。

写真4

4.5色目の塗装

一番濃い色の塗装になります。やや青みがあるので、XF18ミディアムブルーとXF63ジャーマングレイを2:1で混合した物を使用します。これも説明書通りに塗装します。

砲塔上面はXF53ニュートラルグレイでの塗装指示があるので、指示通りに塗装しています。

写真5

5.6色目の塗装

6色目は明るめのブルー系の色です。説明書だと塗料番号Dになります。最後にした理由は、カタログの完成写真をみるとやや青みがつよくて、ちょっと違和感があるので全体の塗装が終わってから使用する塗料を決める事にしました。

全体のトーンから考えてXF23ライトブルーで塗装する事にしました。塗る箇所が少ないので、目立ち過ぎないけど目につく色になるようにしました。

写真6

上記の赤い丸で囲んだ部分がライトブルーで塗装した箇所です。

=🐣細部の塗装=

クレーン部分の塗装を行います。トラス構造に見えるようにXF63ジャーマングレイで塗装します。今回はキットのパーツを使用しましたが、このような部分をエッチングパーツに置き換えると物凄く効果がでます。

写真7

艦橋の窓や、機銃部分などの細部を塗装したものが下記の写真になります。

写真8

ボートを接着して終了です。ボートは塗装してから接着した方が楽です。最後に甲板や船体の筆ムラやはみ出した箇所を修正していきます。混ぜる塗料の数や混合比を簡単にしておくと、修正時の塗装が楽になるのでお勧めです。使用した塗料と混合比を忘れてしまうと、修正時に大変なので注意して下さい。

写真9
写真10

駆逐艦も製作しておきます。駆逐艦は迷彩の必要がないので、比較的短時間で製作、塗装が可能です。

今回はここで終了です。次回から海面の製作になります。

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