前回はスミ入れを行いました。今回は汚し塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】クレオス水性塗料 スーパーファインシルバーで銀塗装をしてみる(エアフィックス 1/72 B-17G)~⑧スミ入れ編~
🐦️下記に今回使用しているキットと塗料を載せておきます。参考にして下さい。
エアフィックス 1/72 アメリカ ボーイング B-17G フライングフォートレス
スーパーファインシルバー HSM01 10ml【GSIクレオス AQUEOUS 水性ホビーカラー プラモデル 塗料】
=🐣オイル汚れ=
オイル汚れは機体全体ではなくエンジン周りだけにしておきます。機体が銀色なので、オレンジ系の色の方が良い感じになりそうなので少し明るめの色でオイル汚れをしてみます。今回はタミヤスミ入れ用塗料のオレンジブラウンに、タミヤエナメル塗料X26クリヤーオレンジと少量のX1ブラックを加えて、オイル汚れ用の塗料を作成します。
スミ入れ用塗料はツヤ消しなので、オイル汚れ用塗料と混ぜると適度にツヤが消えてギラギラ感がなくなります。ギラギラした感じのオイル汚れにしたい場合は、スミ入れ用塗料を加えないようにして下さい。
作成したオイル汚れ塗料を写真1、2のように主翼のエンジン周りに塗装します。オイル汚れが前から後に流れていくような感じで塗っていきます。後でエナメル溶剤で形を整えるので、太さや形は気にせずに汚れの流れだけを考えて塗っていきます。
🐦️今回使用したスミ入れ用塗料を下記に載せておきます。参考にして下さい。
エナメル溶剤を含ませた筆で塗装面を撫でて、太さや形を整えます。失敗したら一度全部拭き取ってから、オイル汚れの付着からやり直します。筆の動きは必ず前から後に向かって動かすようにして下さい。今回はスス汚れを激しく付けるので、少し多めに汚してみました。
オイル汚れが終了した状態が写真3~6になります。
オイル汚れは溶剤で拭き取る事によって、何度でもやり直しができるので自分のイメージ通りになるまで挑戦してみて下さい。
=🐣スス汚れ=
黒のパステル粉を使用してスス汚れを付着させます。実機の写真をみると、比較的きれいな状態の機体もありますが、マーキングと間違えるほど、しっかりとエンジン後部に線状のスス汚れが付いている機体もあります。今回はしっかりとスス汚れが付いた状態の機体にしてみます。
🐦️実機の写真を見ると、はっきりとスス汚れの位置や形が解ります。しっかりと汚し塗装をしたい場合は写真などで確認してから作業をする事をお勧めします。下記に今回汚し塗装の参考にした資料を載せておきます。
ボーイングBー17フライングフォートレス (世界の傑作機スペシャル・エディション Vol. 4)
黒のパステル粉、またはピグメントをエンジンカウルから流れるような感じでパステル粉を付着させます。機体がツヤ有り状態なので、パステル粉がなかなか付着してくれませんが、地道に筆を何度も叩きつけるような感じでスス汚れを付けていきます。横着して一気にパステル粉をのせようとすると、付着範囲が広くなってスス汚れが流れるようにならないので注意して下さい。
🐥スス汚れをする部分に指紋がついていると、刑事ドラマの鑑識作業のように、パスレル粉によって指紋が浮き出てしまうので注意して下さい。指紋が付いている場合は、柔らかい布で軽く拭き取ってから作業をして下さい。
スス汚れが終了した状態が写真7~10になります。裏面と排気管にも忘れないようにスス汚れを付着させるようにして下さい。
これで汚し塗装は終了です。今回は行っていませんが、塗り分けた部分に塗装剥がれ表現をしたい場合は、スーパーファインシルバーの筆塗りで塗装剥がれを加えて下さい。
これで完成になります。
🐦️モデルアートの今月号にメタリック塗料の特集が載っています。塗装法だけでなく、メタリック塗料のしくみについての解説も載っているのでメタリック塗料に興味のある方にはお勧めです。下記に載せておくので参考にして下さい。
さらに詳しくメタリック塗装について知りたい方には、下記に載せた別冊をお勧めします。ラッカー系塗料の作例が多いですが、水性塗料についての説明もあります。クリアーでのトップコートについて説明もあるので、メタリック塗装に興味のある人は是非読んでみて下さい。
メタリック塗装 攻略のメソッド 2022年 04 月号 [雑誌]: モデルアート 増刊
今回はここで終了です。次回は簡単なまとめになります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。参考にして下さい。