前回は目の塗装について説明しました。今回は皮膚の塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】フィギュアの製作と塗装法(タミヤ 1/35 アメリカ歩兵偵察セット)~④顔の塗装編その1~
=🐣皮膚の塗装=
皮膚の塗装はアクリル塗料で行います。
1.皮膚の塗料製作
皮膚の基本塗料を製作します。最終的に3段階の明暗を付けるので、明る過ぎず暗過ぎずの色にします。肌色にごく少量の茶色や赤系の色を加えて基本色を製作します。
2.皮膚の基本塗装
製作した塗料で皮膚の塗装をします。顔の部分の塗装をする時に目の形も整えておきます。基本色を塗った状態が写真1、2になります。
3.簡単な明暗を付ける
次に簡単な明暗を付けます。基本色にほんの少し茶色系の色を混ぜて、少しだけ暗い色を作ります。少しだけ暗い色を写真3、4のように影になりそうな部分に塗ります。首やうなじは全体的に影になるので、首全体を少し暗い色で塗装しています。目の周りや耳の後ろ、鼻の両脇部分などを塗装します。
手は袖の境目部分や指間部分に塗装します。
🐥皮膚の暗い色を製作する時には必ず黒系の色は使用しないようにして下さい。茶色系や赤系の色を加えて製作して下さい。
本格的な明暗は後で付けるので、最初は大まかに影になりそうな部分に塗るようにして下さい。
次に基本色に少量の白系の色を混ぜて、ほんの少し明るい色を製作します。これを写真5、6のように鼻筋や頰など光がよく当たるような箇所に塗ります。指や手の部分にも同様に塗装します。
🐥肌色に茶色や赤を混ぜて基本色を製作した場合は、ベースに使用した肌色を単色で少し明るい色にする事をお勧めします。全て混色だと、次回製作するときに同じ塗料を再現するのが難しくなります。混色していない塗料をどこかで使用すれば、その色が基準になって同じ感じの色を製作する事が楽になります。
この作業は、明るくする部分と暗くする部分を簡単に区別するためなので、キッチリと塗る必要はないです。少し離して見て、軽く明暗付いているのが解るようになれば基本塗装は終了です。
旧キットは彫りが深いので明暗が付けやすいですが、新キットはやや彫りが浅いので、明暗の塗装範囲を少し広めにして塗った方がハッキリします。
今回はここで終了です。次回は顔の明暗を付ける塗装になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。