前回は操縦室の製作を行いました。今回は操縦室製作の続きになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】フルインテリアキットの製作と見せ方(アミュージングホビー 1/35 フェルディナント)~②操縦席の製作編その1~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
アミュージングホビー 1/35 ドイツ軍重駆逐戦車 フェルディナント フルインテリア & 16tストラボクレーン
=🐣操縦席の加工=
前回は写真1のように操縦手を座席にフィットさせたのですが、上面装甲板を仮組みすると、少し上にはみ出す事が判明しました。
座席やフィギュアのお尻部分を削ってみたのですが、高さが上手く合わなかったため写真2のように座席を外して製作する事にしました。
この状態でフィギュアをフィットさせて、フィギュアに合わせて最後に座席シートを製作する事にします。
=🐣無線手の製作=
操縦手の製作と同じように操縦手を座席に合わせる加工をします。車体を干渉する部分のポーズを変更して、写真3のように座席に合うようにします。隙間はパテで埋めるので、ポーズ優先で製作します。後で微調整をするので、接着剤は少なめにします。
座席を外したので、操縦手の手が操縦レバーから外れてしまったので調節します。一度腕を外してから、写真4のように丁度良い位置でもう一度接着します。
=🐣パテ盛り作業=
フィギュアの間接にできた隙間をパテで埋めていきます。この作業は服のしわなどの表現がしやすいエポキシパテを使用します。
🐦️今回使用したエポキシパテを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材 エポキシ造形パテ 速硬化タイプ 100g 87143
操縦手は肩と膝部分にパテを盛ります。シワはキットのモールドに合わせるようにつけると自然な感じになります。関節部分は、曲がっている部分にシワが集中するようにします。今回シワは爪楊枝で付けていますが、細い棒状の物なら問題ないです。いろいろな太さの物を準備しておくと、いろいろな形状のシワが製作できます。
操縦手と無線手は上からしか見る事ができないため、見えない部分は形を整える程度でも問題ないです。パテ盛りした後に、ラッカー溶剤を付けた筆で撫でると表面が滑らかになります。完成した操縦手が写真6になります。
同様に無線手にもパテ盛りをします。やや上半身が大きめですが、無線手も上からしか見えないので、体のバランスはあまり気にせず製作します。髪の毛のモールドが薄かったので、パテを盛って髪の毛を表現しました。薄く盛ったパテに、デザインナイフの刃で髪のモールドを付けます。完成した状態が写真7、8になります。
これで操縦室に収まるフィギュアは完成です。ヘッドホンのフレームは破損防止のため塗装前に接着します。
🐥パテ盛りのコツは、キットにパテを合わせるのではなく、パテにキットを合わせる事です。パテ盛りをした部分が自然になるように、キットを削って形を整えてからパテ盛りをします。例えば、肩幅が広い場合はそのまま盛り付けるのではなく、胴体パーツや、腕パーツの肩部分を削って肩幅を狭くしてからパテ盛りをします。
フィギュアのポーズ変更は難しそうにみえますが、キットを元にして製作すると意外と簡単に製作できます。隙間をパテで埋める感覚で作業してみて下さい。慣れてくると大きなポーズ変更もできるので是非挑戦してみて下さい。
=🐣座席シートの製作=
座席を外してしまったので、フィギュアと車体の接着面が不安定で固定しにくい状態になっています。そのため、座席部分を自作してフィギュアをフィットしやすくします。
まずは写真10のように薄いプラ板の上に座席パーツを乗せて、同じ大きさのプラ板を製作します。
切り取ったプラ板を写真11のように座席の位置に接着します。
エポキシパテを写真12のように座席部分に盛り付けます。厚く盛り過ぎないように注意して下さい。
盛り付けたパテを写真13のように、薄く延ばしていきます。
パテを延ばしたら、写真14のように操縦手をしっかりフィットする位置にセットします。フィギュアにパテが付着しないように、しっかり水をパテの表面に塗ってから作業をして下さい。位置決めが終了したら、パテをずらさないように注意しながら、フィギュアを外します。
写真15のように無線手の座席にも、同じ作業をおこないます。
フィギュアを外すと、写真16のように座席にお尻の形が残ります。型が残っているのでフィギュアを座席に接着する際の位置決めがとても楽になるし、接着時の安定感が増すのでお勧めの作業です。
今回はここで終了です。次回はエンジンの製作になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。