【初心者向け】フルインテリアキットの製作と見せ方(アミュージングホビー 1/35 フェルディナント)~⑱まとめ編~

前回で無事完成したので、今回は簡単なまとめになります。

=🐣キットについて=

写真1

重駆逐戦車のボリューム満点のフルインテリアキットで、さらにクレーンまで付属しているのでかなりお得なキットだと思います。インテリアの見せ方には迷いますが、クリアーパーツを活かせるようにすれば改造なして内部が見えるようになります。

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣製作上の注意点=

製作記事で書くのを忘れてしまったのですが、写真2の丸で囲んだ部分に謎の窪みがあります。中央の吸気グリル脇に左右2個ずつ窪みが存在します。

写真2

この窪みは実際には存在しないし、この部分にパーツを接着する事もないです。今回はクリアーパーツとして使用したので修正はしてませんが、普通に塗装する場合はこの窪みをしっかり埋めて下さい。

記事中でも説明しましたが、フェルディナントの近接戦闘面の欠点などを改修したものがエレファントと呼ばれています。そのため、エレファントの資料や写真を製作の参考にした場合、フェルディナントと異なる箇所があるので注意して下さい。キャタピラや、防盾の向きが逆になっていたりするので、しっかり説明書を確認してから接着して下さい。

写真2

=🐣フルインテリアキットについて=

今回製作したキットは、改造無しで内部を見せる場合2通りの方法があると思います。一つは今回製作したように、クリアーパーツをそのまま利用するやり方と、上部装甲を接着しないで取り外し可能にする方法です。

写真3

クリアーパーツを活かした場合は、今回のように一部塗装をして接着跡や通常パーツとの境目を目立たないようにする必要があります。上部装甲を取り外し式にした場合、合いが良くないと装甲が浮き上がったり隙間が空いたりするので、擦り合わせが重要になってきます。

組み立てや塗装の事も考えて、製作しやすい方法を選んだ方がいいと思います。

写真4

フィギュアを組み込む場合は、内部パーツとしっかり擦り合わせをして下さい。ハッチの位置や、壁面パーツの出っ張りなども注意して下さい。

写真5

内部の塗装は一度で行う事は厳しいので、ある程度区画を分けて塗装する事をお勧めします。車体下部、エンジン部分、車体上部に分けて製作すると、混乱せずに組み立てと塗装ができると思います。

写真6

=🐣まとめ=

インテリアキットはかなりの改造をしないと、内部が全て見える事はないです。そのため、無駄な組み立てや塗装はしたくないという人にはお勧めできません。内部が見えなくなっても製作する過程で、駆動系のシステムや内部機構を知ることができて良かったと思えるようなメカ好きの方にはお勧めです。

写真7

塗装が面倒だと思われがちですが、先に内部を塗ってから普通と同じように外部を塗装をすればいいので、手間はかかるけど特別難しい作業ではないです。通常のキットを製作した時はハッチから見える部分が気になりますが、インテリアキットを製作すると逆にハッチから内部が見えない事が気になってしまう事など、普通では味わえないちょっとした感覚が楽しめます。

写真8

通常のキットでハッチの隙間から見える部分がどうしても気になってしまう人は、一度インテリアキットを製作してみると、ハッチの隙間が気にならなくなるかもしれないので、是非一度製作してみてはいかがでしょうか。

内部の見せ方を考える事などはパズル的な要素もあるので、普通のキットでは物足りなくなってきたという人にもお勧めです。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】フルインテリアキットの製作と見せ方(アミュージングホビー 1/35 フェルディナント)

~①準備編~

~②操縦席の製作編その1~

~③操縦席の製作編その2~

~④エンジンの製作編~

~⑤エンジンルームの製作編その1~

~⑥エンジンルームの製作編その2~

~⑦車体内部の塗装編その1~

~⑧車体内部の塗装編その2~

~⑨戦闘室内部の製作編その1~

~⑩戦闘室内部の製作編その2~

~⑪戦闘室内部の塗装編その1~

~⑫戦闘室内部の塗装編その2~

~⑬戦闘室内部の塗装編その3~

~⑭外部パーツの接着編~

~⑮基本塗装編~

~⑯迷彩塗装編~

~⑰仕上げ塗装編~