前回は雨垂れ表現について説明をしました。今回は汚し塗装の続きになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】アメリカ戦車製作方法(タミヤ 1/35 M26パーシング)~⑪汚し塗装編その1~
=🐣排気管の汚し=
車体後方の排気管に汚し塗装をします。黒いパステル粉をアクリル溶剤で溶いて排気管全体に塗ります。
パステル粉が乾いたら、茶色系のパステル粉を乾いた筆で排気管全体に付着させて、焼けた鉄の感じを出します。濃い茶色と赤みがかった茶色を使用すると排気管に変化がでます。茶色のパステル粉を付着させたら、乾いた黒色のパステル粉を排気口の中や回りに付着させて煤汚れの表現をします。
排気管の汚しが終了した状態が写真1になります。
🐔パステル粉を使用した排気管の汚し塗装の方法を詳しく説明した記事を下記に載せておきます。製作の参考にしてみて下さい。
=🐣湿った泥汚れの塗装=
泥汚れの一部を湿った感じにします。タミヤエナメル塗料のXF64フラットブラウンにX1ブラックを混ぜて半ツヤ状態の塗装を製作します。市販の湿った泥汚れ用の塗料を持っている場合はそちらを使用しても大丈夫です。ツヤは半ツヤ状態の方がいいので、フラットベースやクリアーでツヤを調節して下さい。
泥汚れは比較的地面に近い部分が湿っているので、製作した塗料を写真2、3のように塗ります。キャタピラやフェンダー部分にも塗り忘れがないようにして下さい。
気に入らない箇所があったら、エナメル溶剤で拭き取ってもう一度やり直して下さい。
側面はサスペンション付近の泥を中心に塗装します。サイドフェンダーの泥も忘れないようにして下さい。終了した状態が写真4になります。
湿った部分が濃すぎた場合は、溶剤で塗料を伸ばして薄くすることも可能です。気に入らない箇所は、エナメル溶剤で拭き取ったり、溶剤で薄く伸ばしたりして調節して下さい。
🐥エナメル塗料で汚し塗装をした場合は、溶剤でいろいろな調節が可能になるのでとても便利です。失敗しても溶剤で拭き取れるため、初心者にもお勧めです。
今回はここで終了です。次回はオイル汚しになります。
🐦️下記に載せたセットがあれば、一通り泥汚れの塗装が可能になります。汚し塗装を始めてみたいと思っている人には、とても便利なセットになっているので、参考にしてみて下さい。