【初心者向け】レジンパーツ入りキットの製作方法(ハセガワ 1/72 スーパーハインド)~③機体の組み立て編その1~

前回は組み立て前の準備をしました。今回は機体の組み立てになります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】レジンパーツ入りキットの製作方法(ハセガワ 1/72 スーパーハインド)~②組み立て前の作業編~

=🐣機体内部の組み立てと塗装=

コクピットブロックの組み立てをして塗装をします。パイロットのフィギュアを乗せるかどうかはこの時点で決めて下さい。

完成後に外から見えそうな部分は、しっかり塗装をしておきます。写真1のようにコクピット部分と機体を仮組して、塗り残しがないか確認をします。

写真1

塗り残しの確認をしたら、写真2、3のように計器版のデカールを貼ります。

写真2
写真3

次に機体側面の窓ガラスをマスキングします。側面ハッチの窓パーツは内側からはめるタイプになっているため、完成後に外れるとパーツが機体内部に入った状態になってしまいます。こうなると、パーツの回収や再接着がかなり難しくなるので、パーツが外れる危険性のあるマスキング作業は機体の接着前に行っておきます。

🐥外側から接着する場合は組み立て終了後のマスキングで問題ないです。

機体の接着前に写真4、5のように内側からはめているパーツのマスキングをしておきます。

写真4
写真5

=🐣改造パーツの接着=

機体上面に写真5のレジンパーツを取り付けます。

写真5

このパーツは写真6のように内側から接着するので、左右機体パーツを接着する前取り付けます。先に機体の接着をしてしまうと取り付けが出来ないので注意して下さい。

写真6

レジンパーツを接着する前に写真7のようにマスキングテープで仮止めをしてパーツの合いを確認します。

写真7

仮止めをして確認すると隙間が目立っているのが解ります。この部分はパネルラインになっているので、合わせ目の処理をする必要はないですが、パネルラインのモールドよりも深くなっていたり隙間が大きいため、周囲のモールドと比べると違和感が出てしまいます。

そのため隙間を小さくする作業を行います。まずは機体パーツを一度外してレジンパーツを瞬間接着剤で接着します。パーツが固定したら、機体左パーツと接する部分にエポキシパテを少量盛り付けます。パテが硬化する前に機体左パーツを仮組します。すると写真8のようにパテがはみ出した状態になります。

写真8

ここで一度パーツを外します。パテがベタついていると機体左パーツにパテがくっついてきれいに剥がれないですが、事前にパーツとパテの接地面を水で塗らしておくと写真9のようにきれいに外すことができます。

余ったパテで補強として、写真9のようにレジンパーツとプラスチックパーツの境目にパテを盛り付けます。エポキシパテは乾燥するとそれなりの接着力があるので、こうする事で完成後にパーツが内側に外れないようにする補強にもなります。

写真9

今回は少量のパテで補強したので、あまり気にする必要はないですが、パテの重さで重心が狂って完成後に尻もちをついた状態になる場合があります。大量のパテを使った場合は、尻もち防止のため使用したパテと同じ程度の量のパテを、写真10のように機体前部の空いている部分に詰めておきます。

写真10

次にパネルラインを浅くしていきます。極小に丸めたパテを爪楊枝や針で深いパネルライン部分に詰めていきます。パネルラインのモールドが埋まってしまった場合は、針で軽くパネルラインをなぞってラインをつけていきます。パネルラインが深くて気になる部分は写真11のように浅くなるように加工してみて下さい。

写真11

このままパテが乾燥するまで放置します。

🐥隙間埋めはラッカーパテでも可能ですが、ヒケのため何度も盛り付けたり厚めに盛り付ける必要があるので、深い隙間にはヒケの少ないエポキシパテがお勧めです。

🐦️今回使用しているエポキシパテを下記に載せておきます。参考にして下さい。

タミヤ メイクアップ材シリーズ No.51 エポキシ造形パテ(速硬化タイプ) 25g 模型用素材 87051

今回はここで終了です。次回は機体製作の続きになります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】レジンパーツ入りキットの製作方法(ハセガワ 1/72 スーパーハインド)

~①準備編~

~②組み立て前の作業編~

~④機体の組み立て編その2~

~⑤キャノピーのマスキング編~

~⑥レジンパーツの接着編その1~

~⑦レジンパーツの接着編その2~

~⑧下地塗装編~

~⑨基本塗装編その1~

~⑩基本塗装編その2~

~⑪細部塗装編~

~⑫デカール貼り編~

~⑬仕上げ作業編~

~⑭まとめ編~