前回は装備品の製作をしました。今回は車体前部の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!タミヤ最新キット 1/35 イギリス巡航戦車コメット製作方法~⑥装備品の製作編~
=🐣機銃のディテールアップ=
前部と砲塔に機銃が搭載されていますが、キットパーツには写真1のように銃口はモールドされていません。この機銃パーツに銃口を開けて簡単なディテールアップをします。
いきなりピンバイスで銃口を開けると、銃口の位置がズレやすくなるので、針やナイフの先端で写真2のように中心に小さな穴を開けます。
0、5㎜のドリルを使用して、先に開けた穴を写真3のように拡げていきます。機銃の大きさにもよりますが、銃口を開けるだけでも効果はかなり高いので、初心者の方にお勧めのディテールアップです。
簡単な作業なので、技術的に難易度は低いですがドリルの口径には注意して下さい。ギリギリの口径だとパーツが破損する場合があるので、少し余裕のある口径の物を使用して下さい。銃口でけでなく、排気口などの加工にも応用できます。
🐦️下記に載せたドリル刃セットを持っておくと、いろいろな箇所の開口作業に対応できるので便利です。ドリル刃をバラバラで購入するのが面倒な人にはお勧めです。
=🐣ライトコードの製作=
キットには前面のライトコード基部がモールドされているので、伸ばしランナーでライトコードを製作します。
🐔下記に伸ばしランナーについて説明した記事を載せておきます。参考にして下さい。
まずは、伸ばしランナーを製作して写真4のように曲げておきます。太いと曲げた時に折れてしまうので、細目の伸ばしランナーを使用します。
🐥伸ばしランナーはいくつか作っておいてから、自分の使いたい太さの物を選んで下さい。そうすると、自分のイメージにピッタリのランナーを探す事ができます。
写真5のようにライトコード基部に伸ばしランナーを合わせて、ちょうど良い長さで切断します。
切断した伸ばしランナーを写真6、7のようにライトコード基部と、ライト下側に伸ばしランナーを接着します。
ライトコードも簡単な割には効果が高いです。伸ばしランナーは無限に製作できるので、失敗しても何度でも作り直す事ができるので、是非挑戦してみて下さい。
どうしても上手くいかない場合は、伸ばしランナーを曲げずに写真8の赤線のようにライトコード基部から、フェンダー支えの裏側まで伸ばしランナーを接着して下さい。
正面からだとライトコードが伸びているように見えるので、伸ばしランナーの加工が難しい場合はこのように作業をして下さい。基部からコードが出ているように見せるだけで、効果的なディテールアップになるのでお勧めです。
銃口の穴開けとコードの追加は、いろいろな車両で使用できるディテールアップ方法です。覚えておいて損はないので、是非やってみて下さい。
写真9のようにライトや牽引ロープを接着して車体前部の製作は終了です。牽引ロープの組み立て時に機銃が邪魔にならないように上に向ける必要があるので、牽引ロープを接着するまでは、機銃を固定しないように注意して下さい。
今回はここで終了です。次回は車体後部の製作になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。