今回は、タミヤテクスチャーペイントで行う泥汚れの製作方法を詳しく説明していきたいと思います。
タミヤテクスチャーペイントは値段も手頃で、全国の模型店で比較的簡単に入手ができます。扱い方も簡単でボトルを開ければすぐ使用できるのため、初心者にもお勧めの素材です。また、石膏のように生成する必要がなく、生成毎に片寄りがあったり過剰に余るというもはなく、途中で作業を中断しても同じ条件で作業の再開が可能です。
タミヤテクスチャーペイントにはいろいろな種類がありますが、今回は写真1のダークアースだけ使用して泥汚れを製作していきます。

テクスチャーペイントは使いやすいのですが、上手く使用するにはテクスチャーペイントの特色を把握する必要があります。特色といっても決して難しい事ではないので、興味のある方は実際に使用して確かめてみて下さい。
🐦️今回使用するテクスチャーペイントを下記に載せておきます。通常よりも2、5倍のお徳用サイズもあるので、参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.109 情景テスクチャーペイント (土 ダークアース)
タミヤ(TAMIYA) メイクアップ材シリーズ No.121 情景テクスチャーペイント (土 ダークアース) 250ml
=🐣使用するキット=
今回は写真2のM10駆逐戦車を使用します。

キャタピラはベルト式の軟質素材製で、エッチングパーツは含まれていません。フィギュアは3体付属されていて、牽引用のワイヤーは付属の糸で再現するタイプになっています。
最近、新金型でM10の後継車両であるM36が発売されました。新金型なのでパーツ構成は異なりますが、車両自体はほぼ同じなので、そちらをドロドロな感じで製作しようと思っている方は参考にしてみて下さい。
🐦️今回使用するキットを下記に載せておきます。 M36も一緒に載せておくので参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.350 アメリカ陸軍 M10 駆逐戦車 中期型
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.390 アメリカ駆逐戦車 M36
=🐣使用する工具いついて=
ニッパーやプラスチック用接着剤、デザインナイフなどの基本的な工具は必須になります。
今回はテクスチャーペイントを使用するので、テクスチャーペイント用の筆が必要になります。テクスチャーペイントは筆で塗るのですが、ザラザラの粒子が含まれているので太めの筆の方が塗りやすいです。粒子の影響で筆先が痛みやすくなるので、新品ではなく使い古した筆の方がお勧めです。適度な太さの物を用意して下さい。
テクスチャーペイントの表面に表情を付けるために固めの筆やブラシが必要です。歯ブラシでも問題ないですが、毛先が揃っている新品よりも、使い古して毛先がバラバラになった歯ブラシの方が表情を付けやすいです。筆の場合は写真3のような、毛先がバラバラで少し固めの筆を用意して下さい。

テクスチャーペイントは乾燥してもナイフなどで簡単に剥がす事ができますが、奥まった部分などはナイフの刃が入らないので模型用のノミがあると便利です。必須というわけではないですが、手元にあればそれなりに作業がしやすくなります。
🐦️下記に模型用のノミを載せておきます。参考にして下さい。
モデリングチゼル4 (模型用ノミ 幅3ミリ・片刃平)【ハセガワ トライツール TT9】
=🐣塗装について=
下地塗装と基本塗装はタミヤアクリル塗料を使用します。細部塗装と汚し塗装はエナメル塗料を使用して行います。
今回はここで終了です。次回はテクスチャーペイントの塗り方について説明をします。