【初心者向け】簡単!草地ジオラマの製作方法(モンモデル 1/35 ベルゲパンサー)~⑨草の製作編その1~

 前回は地面の塗装にTういて説明をしました。今回は草の製作になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】簡単!草地ジオラマの製作方法(モンモデル 1/35 ベルゲパンサー)~⑧地面の塗装編~

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣事前作業=

 草の製作前に、写真1のようにフィギュア取り付け用の穴に真鍮線を差し込んで目印にします。草を撒くと取り付け用の穴が、スタティックグラスに埋まってしまい、どこにあるか解らなくなります。 必ず目印となる物を差し込んでから作業を始めて下さい。

写真1

=🐣草地の製作=

 スタティックグラスで草地を製作します。スタティックグラスは着色された線維状のもので、ジオラマなどの草を表現するのに使用します。様々な長さや色の製品があるので、製作する情景に合わせた物を使用して下さい。

 スタティックグラスを撒くために写真2のKATOから発売されている繁茂ボトルを使用します。ボトルの中にスタティックグラスを入れて振ることで、静電気を発生させて草にボリュームを出す道具です。

 静電気を発生させるといってもそれほど強くないので、草が全て上に向かって立つという事はないですが、モサモサした感じは表現できます。イメージとしては冬場にセーターなどを頭から脱いだときに、髪の毛が四方八方に広がる感じに近いと思います。

 茶漉しなどでスタティックグラスを撒いた時よりも若干ボリュームがある程度ですが、値段も手頃で見た目以上にスタティックグラスを均一に撒きやすいので、スタティックグラスを撒く道具として手元に置いておくのも有りだと思います。

写真2

🐦️今回使用した繁茂ボトルを下記に載せておきます。参考にして下さい。

 草の表現で悩んでしまうのはスタティックグラスの固着と、地肌が見えないように厚さをつける事だと思います。上手く固着ができなくて、ちょっとした風でスタティックグラスが飛んでしまったり、思ったより固着せずに地肌が見えてしまったという経験をした人も多いと思います。今回はその点をカバーする方法を説明していきます。

 ボンドの乾燥などが気になってしまうので適度に分割して作業をする事にします。地面の盛り付けのように乾燥を待つ必要はないので、分割して草を撒いてもかかる時間は一気に全面を行うのとあまり変わらないです。落ち着いて作業もできるので、慣れていない人は適度に分割して作業を進めて下さい。

🐥スタティックグラスは飛び散りやすいので、空き箱の中などで作業する事をお勧めします。

 まずは固着剤を水で薄めます。筆で写真3のように塗れる程度に薄めて下さい。

 界面活性剤入りの固着剤なら問題ないですが、木工用ボンドなどは多めの水で薄めると表面張力のせいで、写真3のように凹凸に浸透せずに玉になって弾かれてしまいます。薄めた固着剤が弾かれるようなら、界面活性剤入りの台所用中性洗剤を1~2滴垂らせば、表面張力が減少して凹凸に浸透しやすくなります。

 固着剤を筆で写真3のように塗っていきます。地面がむき出しになる箇所にボンドが流れないように注意して下さい。

写真3

🐦️下記に今回使用している固着剤を載せておきます。界面活性剤が入っているので水で薄めるだけで使用可能です。ジオラマ製作に便利な固着剤なので、興味のある方は参考にして下さい。

 スタティックグラスは着色可能ですが、スタティックグラス自体の色よりも淡い色にするのはちょっと難しいです。淡い緑のスタティックグラスを濃い緑色に着色するのは比較的簡単なのですが、濃い緑のスタティックグラスを淡い緑にするのはかなり難しいです。新緑のような淡い緑の草を生やしたい場合は、イメージした色に近い色のスタティックグラスを用意して下さい。

🐦️スタティックグラスは様々や色や長さのタイプがあるので、ジオラマのイメージに合う物を用意して下さい。いくつか下記に載せておくので、参考にして下さい。

 固着剤を塗ったら繁茂ボトルをよく振って上からスタティックグラスを撒きます。ボンドを塗った箇所に満遍なく撒くようにして下さい。撒き終わったら逆さにして固着できなかったスタティックグラスを落とします。スタティックグラスを撒き終えた状態が写真4になります。

写真4

 固着できなかったスタティックグラスを落とすと、地肌が見えたり思った以上に草が薄い感じがします。だからといってボンドを薄める量を減らしたり量を増やしても、あまり固着する量は変わらないです。重ね撒きをしてボリュームを出すので、この時点ではボリュームを気しないで作業を続けて下さい。

 草撒き作業を続けていきます。写真5のようなフィギュアを配置するための跡には草を撒きたくないですが、ボンドを塗る位置を間違えるとフィギュア回りだけ草が生えていない状態になってしまいます。後からピンセットなどで除去できるので、真鍮線を差した部分以外は全てボンドを塗って草を撒いています。

写真5

 全体にスタティックグラスを撒いた状態が写真6になります。遠目からみれば芝が敷き詰められたように見えますが、近くでみると地肌が見えたり草のボリューム感が物足りない感じがします。ここからエアブラシで塗装すると、エアブラシの風圧でスタティックグラスが吹き飛んでしまうので、もっと物足りない感じになってしまいます。

写真6

 ボリューム感を出すため上から重ね撒きをします。筆を使うと筆にスタティックグラスが付着してしまうので、重ね撒きはスポイトを使用します。重ね撒きはボンドの乾燥を待つ必要はないので、乾燥を待たずにそのまま作業を続行していきます。

 まずはボンドをスポイトで写真7のように垂らしていきます。最初に撒いたスタティックグラスがペチャッとなってしまいますが、これは下地の草だと思ってあまり気にしないで下さい。

 スポイトだと固着剤のコントロールが難しいように思えますが、ボンドは毛細管現象によりスタティックを伝わっていくので上手いことにスタティックグラスを撒いた所だけに浸透していきます。垂らす量が多いと外に溢れだして流れてしまうので、境目からちょっと離れた箇所にボンドを垂らして、周囲に浸透させるようにして下さい。

写真7

 同じように繁茂ボトルでスタティックグラスを写真8のように撒いていきます。

写真8

 撒き終えたら逆さにして、固着できなかったスタティックグラスを落とします。軽く裏面を叩いてしっかり落として下さい。固着できなかったスタティックグラスを落とした状態が写真9になります。この作業を全面に行います。

 草をもっと生やしたい箇所やちょっと弱いを感じた箇所には、同じ要領で重ね撒きを繰り返して下さい。

写真9

 スタティックグラスの重ね撒きを終えた状態が写真10になります。草にボリューム感が出て地肌が見えない状態になっています。

写真10

 目印の真鍮線を差した部分の根元が隠れてしまった場合は、ピンセットなどで写真11のように軽くスタティックグラスを除去して下さい。あまり除去し過ぎるとフィギュア回りの草が無くなってしまうので注意して下さい。土がむき出しになった部分にスタティックグラスが付着した場合も同じようにピンセットで除去して下さい。

写真11

 草地の製作を終えた状態が写真12になります。このままボンドが乾燥するまで放置します。ボンドが乾燥してもスタティックグラスが完全に固着するわけではないです。スタティックグラスは最終的に塗料でしっかり固着させるので、塗装をするまでは強い風などを当てないようにして下さい。

写真12

 草地の製作はスタティックグラスを撒いて落とす作業を繰り返すだけなので、茶漉しや繁茂ボトルなどの道具があればそれほど難しくはないです。1時間程度あればできる作業なので、事前準備をしっかりして作業手順さえ決まっていれば、それほど大掛かりな作業ではないです。 決して難しい作業ではないので、興味のある方はちょっと挑戦してみて下さい。

 今回はここで終了です。次回は草地製作の続きになります。

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