前回はコクピットの製作について説明しました。今回は機体の組み立てになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
タコム 1/72 赤城艦橋を製作してみる 艦載機編 ~その2~ (タミヤ 1/72 零式艦上戦闘機二一型)
=🐣機体の接着=
機体内部の塗装が終了したら機体を接着します。上面と下面に合わせ目が発生するので、写真1、2のようにパテを盛って合わせ目を処理します。
下面部分は飛行甲板に接着するとほぼ見えないので、気にならない場合は無理に合わせ目処理をする必要はないです。
増槽部分にも写真3のようにパテを盛り付けます。増槽の合わせ目は機体下面よりも目立つので、ここは処理しておいた方が良いと思います。
600番→1000番の順でヤスリがけをします。600番の紙ヤスリで表面のパテを削り、1000番で表面を滑らかにするような感じでで作業をします。
ヤスリがけでモールドが消えないように、エッチングソーなどでモールドを深く彫りながら作業をしていきます。ヤスリがけが終了した状態が写真4になります。
🐦️モールドを深く彫る道具を下記に載せておくので、参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) クラフトツールシリーズ No.94 精密ノコギリ エッチング製 プラモデル用工具
(UME-STAR) ガンプラ プラモデル スジボリ たがね 筋彫り ライナー タガネ ラインスクライバー (0.15mm)
🐥先にモールドを深く彫っておくと、ヤスリがけの途中でもエッチングソーの刃が入りやすくなります。ヤスリがけによってモールドが浅くなってしまうと、上手く刃が入らないので小まめにエッチングソーで彫るようにして下さい。
増槽も同じようにヤスリがけをします。
🐦️下記に今回使用したパテを載せておくので参考にして下さい。タミヤフィニッシングペーパーの細目セットは400、600、1000番の紙ヤスリが入っているので、合わせ目処理に便利なセットになっています。こちらも参考にして下さい。
タミヤ フィニッシングペーパー 細目セット(3枚セット)010/ 2袋セット
=🐣主翼の接着=
主翼を写真6のように接着します。機体との合わせ目はパネルラインになっているので処理する必要はないですが、接着剤を付けすぎると逆に合わせ目が消えてしまう場合があるので注意して下さい。
🐥主翼は隙間なくピッタリ嵌まるので今回は問題はなかったですが、主翼の付け根と機体に大きな隙間が発生した場合は、ラッカーパテで埋めるとヒケが発生してなかなか埋まりません。その場合は、エポキシパテやプラ板である程度隙間を埋めてから作業をして下さい。
主翼は上下パーツを接着するので、主翼側面に合わせ目が発生します。この部分はパネルラインではないので、合わせ目が目立つ部分は写真7のようにパテを盛って合わせ目を処理します。
真珠湾攻撃時の零戦は全面灰色塗装なので、上面、下面の塗り分けをする必要がないです。一気に塗装をしたいので、増槽や車輪格納部カバーなど機体色で塗装する物は、写真8、9のように機体に接着してから塗装をします。
風防は開状態にするので、塗装をしてから機体に接着する事にします。
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.80 日本海軍 三菱 零式艦上戦闘機 21型 プラモデル
=🐣エンジンカウルの製作=
エンジンカウルは内部の塗装をしてから組み立てます。組み立て後に塗装する事も可能ですが、筆が入らない部分があるので先に塗装しておく事をおすすめします。
エンジンはセミグロスブラックで塗装した後に写真10のように、タミヤエナメル塗料のX11クロームシルバーでドライブラシをしています。ドライブラシやスミ入れはエンジンを組み込んだ後だと難しいので、組み込む前に行うようにして下さい。
カウル内側は写真11のように黒で塗装します。覗き込んだときにパーツの形成色が見えないように、しっかりと塗装をします。丁寧に塗る必要はないですが、塗り残しがないように注意して下さい。
今回はここで終了です。次回は機体の塗装になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。