前回は機首などのパテ盛り作業を行いました。今回はヤスリがけをします。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ハセガワ 1/72 F/A-18E スーパーホーネットを効率良く製作する~④機首の製作編~
=🐣ヒケの確認=
パテ盛りをした次の日にヒケの確認をします。作業する予定がなくても10分程で終わるので、スムーズに作業をしたい方はやっておく事をお勧めします。
パテ盛りした部分をチェックすると、ヒケができてしまっている箇所があると思います。ヒケが発生しないように注意してパテ盛りをしても、慣れないうちは必ずと言っていいほどヒケがある部分ができてしまいます。パテ盛りに慣れるまでは、パテ盛りをした次の日にチェックするようにして下さい。
ヒケができた部分に重ねてパテ盛りをします。パテ盛りをした部分は、焦らずに次に日までしっかり放置します。パテ盛りに慣れるまでは、パテ盛り→ヒケのチェックとパテ盛り→ヤスリがけ、というような感じでパテ盛りをした2日後以降にヤスリがけをする予定にすると、焦らずにゆったりとした作業ができると思います。
=🐣ヤスリがけ=
パテが乾燥したらヤスリがけをします。最初は600番のヤスリを使用して、表面を平らにして合わせ目を消します。次に1000番のヤスリを使用して、表面のキズを整えて滑らかにします。
写真1のようなモールドがない箇所は簡単に作業できるのですが、モールドがある部分のヤスリがけはちょっと面倒です。
写真2にようにモールドがある部分のヤスリがけの説明をします。
機首の先端にモールドがあるのですが、普通にヤスリがけをしているとモールドが消えてしまいます。パテ盛りした箇所のモールドが消えるのは仕方ないですが、周りのモールドはなるべく消さないようにしたいです。
モールドを消さないように削る事は難しいので、モールドを深く彫り直して消えないようにしてからヤスリがけをする事をお勧めします。
ヤスリがけの前に、エッチングソーなどでパテ盛りをした箇所付近のモールドを深く彫っていきます。力を入れすぎるとズレてしまうので、一度で彫ろうとせず弱い力で何度もモールドをなぞるようにすると上手くいきます。
ヤスリがけを始めると、彫り直した部分も消えてしまう場合があるので、小まめにチェックしながらヤスリがけと彫り直しを繰り返していきます。600番のヤスリで平らにしたら、1000番のヤスリで表面を滑らかにします。1000番のヤスリがけが終了した状態が写真3になります。
パテ盛りでモールドが消えた部分は、周囲のモールドに合わせて彫り直します。線がズレないように、周囲のモールドに合わせて彫り直します。一度で彫るのではなく、力を入れずに何度もエッチングソーを動かして彫ると上手くいきます。
🐦️エッチングソーを下記に載せておくので参考にして下さい。平面や曲面など、さまざまなケースがあるのでいろいろな形のエッチングソーを揃えておくと便利です。
タミヤ クラフトツールシリーズ No.94 精密ノコギリ エッチング製
ハセガワ トライツール モデリングソーセット 鋸セット プラモデル用工具 TP3
🐦️エッチングソーでは難しいカーブしているモールドは、ケガキ針などを使用した方が楽です。下記に載せておくので参考にして下さい。
ちょっと難しそうに思えますが、要はモールドを彫りながらヤスリがけをするだけなので、いざ作業を始めてみると結構サクサク進みます。
前回パテ盛りをした機首上面や、エアインテークなども同様に写真4~5のようにヤスリがけをします。
今回作業をした部分は、モールドの彫り直しや、ヤスリがけが比較的しやすいです。ヤスリがけに慣れていない人は、この部分で自分に合ったやり方やコツを掴んでおくと、この後の作業が楽になると思うのでその辺りを意識しながら作業をしてみて下さい。
今回はここで終了です。次回は機体の組み立てになります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。