たいがいのキットには不要パーツが存在します。完成後にランナーごと全て捨ててしまう人もいれば、もったいなくて捨てられずに困っている人もいると思います。今回は捨てられない人のために、これだけは取っておいた方がいいという物を簡単に説明していきます。あくまでも経験上の私見なので参考程度に読んでみて下さい。
=🐣不要パーツについて=
新規キットには不要パーツはほとんど含まれていないです。一部パーツを変更したバージョン替えキットに多く含まれています。バージョン替えキットが多いものだと、後発になればなるほど不要パーツ多くなってしまう傾向があります。
最近は2in1や3in1といって2~3種類の中から一つの車両や機体を選択するようなキットも発売されています。この場合は選択しなかった車両や機体のパーツがそのまま不要パーツになってしまいます。
=🐣クリアーパーツ=
クリアーパーツは接着剤の着けすぎなどで白濁してしまう場合があります。透明なので自作する事も難しく、アフターサービスなどで取り寄せるなど手間がかかってしまいます。そのような時に丁度良い不要パーツがあると役立ちます。
特にライト部分のクリアーパーツは取っておくと便利です。大きさが違うと代用出来ないのではと考える人もいると思いますが、ある程度大きさの似ているパーツの縁などを削る事で簡単な加工で代用品を製作できます。
透明プラパンを円形に切り出すのは結構大変ですし、レンズ独特の厚みを表現するのも難しいです。ライトの不要パーツが多くなればなるほど、丁度良い大きさの物を探しやすくなるのでどんな大きさの物でも取っておいた方がいいです。
同様な意味で航空機の主翼両端にある航行灯のパーツも取っておいた方がいいです。これも簡単な加工で機体に合わせる事ができます。ブロックを切り出してパーツを作るよりもずっと楽に製作できます。
=🐣旧キットに使えそうなもの=
プラモデルも日々進化しているので、同じメーカーで同じ部分のパーツでも30年前の物と最近発売された物では雲泥の差があります。例を挙げると、戦車の装備品や機銃パーツ、艦船の武装パーツやボートなどのパーツ、航空機のミサイルなどの武装パーツです。
汎用性の高いものだと同じ時代の車両や艦船に使用することができます。こういった物を、古いキットを製作する時に使用する事で簡単なディテールアップが可能になります。
複数のパーツを接着する物はランナーのまま保存していると、説明書を捨ててしまった時に組み立てで苦労するする場合があるので、組み立ててから保管する事をお勧めします。
🐥対になっていたり、複数ある部分のパーツは1つ余っていても、複数揃わないと他のキットに応用できないので、保存する際は注意して下さい。
=🐣アクセサリーなどで使用できるもの=
戦車の予備キャタピラ、小火器、フィギュアなども他のキットに使用できるので取っておいた方がいいです。
ただし、最近発売されたキットに付属している物よりも明らかに精度が落ちるパーツは使用する機会があまりないので、捨ててしまってもいいと思います。
防弾用にいろいろな車種のキャタピラを巻き付けている車両の写真があるので、余ったキャタピラパーツでも利用する事ができます。連結可動式キャタピラの余りはランナーのままだとかさばるので、数コマずつ組み立てた状態で保管した方がいいです。
タイヤやゴム製キャタピラはジオラマで轍を付けるのに重宝するの、ジオラマを作ってみようと思う人は一つでいいので保存しておく事をお勧めします。
=🐣まとめ=
不要パーツもいろいろありますが、他のキットに流用する際に加工が必要になりそうなパーツや、特定の車種にしか使用できない限定的なパーツは廃棄してしまっていいと思います。あくまでも不要パーツはおまけみたいな物で、作るたびに不要パーツが増えて保管場所に困ってしまう状況は避けたいものです。
複数あってもいい物や、一つあれば充分な物もあるのでその辺りの事も考えながら不要パーツの選別をしてみて下さい。
🐔ちょっとだけ模型製作に役立つ話の記事一覧を下記に載せておきます。気になる項目があったら読んでみて下さい。
ちょっとだけ模型製作に役立つ話その4~【初心者向け】キットの選び方~