【初心者向け】エナメル塗料で行う油絵具もどき塗装(タミヤ 1/35 Ⅰ号戦車 Ⅱ号戦車)~③組立と塗装編(Ⅰ号戦車)その2~

前回は組立てと下地塗装について説明をしました。今回は基本塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】エナメル塗料で行う油絵具もどき塗装(タミヤ 1/35 Ⅰ号戦車 Ⅱ号戦車)~②組立と塗装編(Ⅰ号戦車)その1~

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣基本塗装=

タミヤアクリル塗料XF63ジャーマングレイで基本塗装をします。下地塗装で加えた明暗と塗装剥がれ表現が消えないように、通常よりも溶剤を加えて薄めにした塗料で吹き付けをします。

基本塗装が終了した状態が写真1、2になります。

写真1
写真2

=🐣デカール貼り=

デカールを貼ります。貼る枚数は少ないですが、車体番号や国籍マークが砲塔の凹凸と重なるのでデカール軟化剤を使用して車体の凹凸に密着させます。

デカールを貼り終えた状態が写真3~5になります。

写真3
写真4
写真5

今月号(2025、12月号)のモデルアートはデカール貼りについての記事が特集になっています。軟化剤の使用方法やバラバラになったデカールの修復方法やツールも紹介されています。

モデルアート誌では定期的にデカールの特集をやっていますが、それでも1~2年周期になります。今月号を逃すとしばらくはデカール特集号は発売されないと思うので、デカール貼りの方法や便利なツールが知りたいと思っている人は購入をお勧めします。

🐦️下記に今月号のモデルアートを載せておきます。参考にして下さい。

=🐣細部塗装とコーティング塗装=

装備品や転輪ゴムなどの細部塗装をします。細部塗装が終了したら、ツヤの整えと塗膜の保護のために、タミヤアクリル塗料XF86フラットクリアーでコーティング塗装をします。

コーティング塗装が終了した状態が写真6~8になります。

写真6
写真7

下地塗装で加えた塗装剥がれは、写真8のような感じになります。バッチリと目立つわけではないですが、それなりに分かりやすい塗装剥がれ表現になります。

写真8

今回はエナメル塗料での表面処理がメインなので、下地塗装からコーティング塗装までの説明が駆け足になってしまいました。他の製作記事ではもう少し詳しく説明しているので、塗装について詳しく知りたい方は他の製作記事を読んでみて下さい。

=🐣表面処理のタイミング=

ここで重要になるのが、エナメル塗料で表面処理をするタイミングです。コーティング塗装の前に行ってしまうと、拭き残した塗料も一緒にコーティングされてしまうので、拭き取りを行う作業はコーティング後の方がお勧めです。

エナメル塗料での油絵具もどき塗装は単色塗装で単調になるのを防ぐためのなので、スミ入れで良い感じにメリハリが出れば無理に行う必要は無くなります。そのため、今回はスミ入れを終えた段階で油絵具もどき塗装を行う事にします。

=🐣スミ入れ=

タミヤスミ入れ用塗料ダークブラウンで全体をスミ入れします。今回はメインがエナメル塗料での表面処理なので、わざと控えめにしていますが、試験的な目的でないなら普通にしっかりとスミ入れを行って下さい。

スミ入れが終了した状態が写真9、10になります。

写真9
写真10

スミ入れが終了した時点で装甲板表面の表現が十分だと感じたら、そのまま汚し塗装に移行すれば良いと思います。物足りないと感じたら、エナメル塗料での表面処理を行ってみて下さい。

今回はここで終了になります。次回は油絵具もどき塗装になります。

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