【初心者向け】タミヤチッピング液をアクリル塗料の下地で使用してみる(ミニアート 1/35 パン屋)~⑨まとめ編~

前回で製作は終了したので、今回は簡単なまとめになります。

🐦️今回使用したキットとチッピング液を下記に載せておきます。参考にして下さい。

ミニアート(Miniart) 1/35 パン屋セット フィギュア2体入

タミヤ メイクアップ材シリーズ No.225 チッピング液 40ml

=🐣チッピング液について=

塗装剥がれや傷を直接描くのではなく、実際に重ね塗りをした塗料を剥がすので、筆で描くのが苦手な人でもリアルな傷や塗装剥がれの表現が可能です。

剥がれ具合はチッピング液の濃度が影響してくるようなので、いろいろ薄め具合を調節しながら試してみて下さい。水で薄める事は可能ですが、水の配分が多いと表面張力で弾かれてしまうので、通常よりも薄めにする場合は水ではなくアクリル溶剤を使用した方が上手く塗れると思います。

写真1

剥がれ具合が独特なので、製作したい状態によっては不向きな場合もあります。どのような傷になるのか一度確認してから使用する事をお勧めします。また、大きく塗装剥がれをする際は下地塗装にも色の変化を付けないと、傷や塗装剥がれの色が全て同じになってしまい、かなり単調な仕上がりになってしまうので注意して下さい。

写真2

塗膜の弱いアクリル塗料を下地にしても、コーティングをしてから作業をすれば大丈夫でしたが、念のために塗料を剥がす際に使用する筆は柔らかめの筆を使用した法がいいと思います。

デカールを貼る際に水で塗料が剥がれてしまう場合があるので、下地にラッカー系塗料を使用した場合でもデカール貼りの前にコーティングする事は必須になります。

写真3

=🐣キットについて=

ミニアートはパン屋以外にも、カフェやチーズ屋など日常の街並みにある風景っぽいシリーズを展開しています。

写真4

時代背景が少し古い感じになっているので、現物を確認する事が難しく、箱絵を参考にしたり想像で塗る色を決めて行く必要があります。製作や塗装の自由度がかなり高いキットになるので、自由気ままに色を塗りたいという人にはお勧めです。

パンの形状や数も箱絵とは若干異なるので、パンの配置もそれなりに自分で決めていく必要があります。日頃から説明書や完成見本に頼りがちなので、こういった自由度の高いキットを製作してみると少し新鮮な気持ちになれます。

写真5

戦車などの1/35スケールの車両と組み合わせるにはちょっと難しいですが、トラックや市民フィギュアと組み合わせると古いヨーロッパの街並みっぽくなると思うので、興味のある方は建物やトラックなどと組み合わせてみて下さい。

写真6

ドールハウスなどに興味のある人は、多分このキットを楽しく製作できると思います。ちょっと気になった方は、このシリーズを是非製作してみて下さい。

🐦️ミニアートからは、パン屋だけでなく色々なお店やカフェなどのセットが発売されています。輸入品のため常に在庫しているとは限らないので、興味のある方は購入してみて下さい。下記に載せておくので参考にして下さい。

ミニアート 1/35 チーズ売りセット 

ミニアート 1/35 肉屋 フィギュア2体入

ミニアート 1/35 市場のカートと野菜セット

ミニアート 1/35 カフェのフランス市民 1930-1940年代 フィギュア3体入

ミニアート 1/35 カフェの客 1930-40年代 フィギュア3体・犬1匹入

ミニアート1/35 果物運搬バン TYP 170V リーファーワーゲン 

ミニアート 1/35 Tempo A400 リーファーワーゲン 野菜配達バン

=🐣まとめ=

塗膜が弱いという事を自覚しながら作業をすれば、下地がアクリル塗料でも十分に作業が可能です。チッピング液はコーティング塗装など手間はかかりますが、作業的に難しくはないので初心者にもお勧めできます。

写真7

最初は戸惑うかもしれませんが、数分の作業でコツは掴めてくると思います。なんといっても、塗料剥がし作業自体が楽しいので、興味のある方は是非挑戦してみて下さい。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】タミヤチッピング液をアクリル塗料の下地で使用してみる(ミニアート 1/35 パン屋)

~①準備編~

~②下地塗装編~

~③基本塗装編~

~④塗装剥がし編~

~⑤フィギュアの製作編その1~

~⑥フィギュアの製作編その2~

~⑦パンの塗装編~

~⑧仕上げ作業編~

コメントを残す