前回は下地塗装をしました。今回は基本塗装になります。
🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ハセガワ 1/72 F/A-18E スーパーホーネットを効率良く製作する~⑫下地塗装編~
=🐣基本塗装=
下地塗装が終了した状態が写真1、2の状態になります。
ハセガワから発売されているデカール替え限定キットのパッケージは、現用機だと写真3のように実際の写真が使用されています。写真から機体下面はかなり白に近いグレー、機体上面は下面よりも少しだけ濃いグレーになっている事が解ります。
写真はパッケージの1枚だけですが結構塗装の役に立ちます。説明書に塗装指示がありますが、クレオスのカラーしか載っていないので、他のメーカーの塗料を使用している人はパッケージの写真を参考にしてみるといいです。
写真を参考にして、機体下面をタミヤアクリル塗料のXF19スカイグレイ、機体上面をXF83ミディアムシーグレイ2を使用する事に決めました。
1.マスキングについて
今回は車輪部分と車輪格納部のマスキングはしないで塗装してみます。スカイグレイは白に近いグレーのため、白で塗装した車軸や格納部に多少かかってもほとんど目立たないです。ある程度エアブラシをコントロールできる人なら問題ないと思います。
🐥車軸部分に機体色が激しく付いてしまっても、後からホワイトを筆塗りすれば修正可能です。機体下面の色が濃い場合はマスキングした方がいいですが、今回のように機体下面の色が、車輪や車輪格納部に近い色ならそのまま塗装しても問題ないと思います。
2.別パーツの塗装
別にした写真4の燃料タンクと車輪格納部カバーから塗装します。別にしたパーツを先に塗装することで、塗料の薄め具合を確かめる事ができます。格納部カバーは塗装前に写真4のように、貼り付けておくと塗装しやすいです。
すべて機体下面色なので、XF19スカイグレイで塗装します。下地塗装が消えないように機体色を塗装します。一度吹き付けただけで塗装ができる濃度だと、下地塗装が消えやすいです。3回ぐらいの吹き付けで塗装できるような濃度だと、下地塗装が残りやすいです。
2.機体下面の塗装
機体下面もXF19スカイグレイで塗装します。機体上面は塗らなくても大丈夫ですが、機体上面色と交わる側面部分にはしっかり塗装するようにして下さい。製作する機体によっては、上面と下面の境目が異なるので、説明書の塗装図をしっかり確認して塗装するようにして下さい。
写真5のように下地塗装が適度に残る感じで塗装します。
3.機体上面の塗装
今度は、XF83ミディアムシーグレイ2で機体上面を塗装します。機体下面と同じように、下地塗装が消えないようにして塗装して下さい。逆に下地塗装で気に入らない箇所があったら、何度か繰り返し吹き付けて下地塗装を消して下さい。塗り終わった状態が写真6、7になります。
下地塗装がかなり残っているように見えますが、この後にスミ入れを行うと結構目立たなくなります。スミ入れをする場合は、少し目立つ程度に下地塗装を残しておいた方がいいです。
機体上面と下面の交わる部分は、しっかり塗装前に塗装図で確認して下さい。上面と下面の色がはっきり異なる場合は、マスキングをした方がいいですが、上面と下面の色合いが似ている時はマスキングをしなくても大丈夫です。
マスキングなしでも写真8のように、それなりにはっきり境目ができます。
4.コーティング塗装
最後にコーティング塗装をします。戦車模型だとデカールを貼った後でコーティング塗装を行うのですが、飛行機模型はデカールが多いので、デカール貼りの作業中に塗装が剥がれないようにするための保護としてコーティング塗装をします。
デカールを貼った後にも、デカールの保護とツヤを整えるためにコーティング塗装をもう一度します。
デカールはツヤがある方が貼りやすいので、最初のコーティング塗装はタミヤアクリル塗料のX35セミグロスクリアーにX22クリアーを加えた塗料を全体に吹き付けます。コーティング塗装のツヤは好み重視なので、自分好みのツヤになるように塗装して下さい。
コーティング塗装終了後は乾燥のため1日放置して下さい。
今回はここで終了です。次回は塗り分け部分の塗装になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。