【初心者向け】資料本について

=🐣プラモデルに資料は必要?=

私の記事でもたまに参考資料としてどうですか?と資料本を載せている時があります。資料本なんて細部のディテールアップ用で上級者向けと思っている方もいると思いますが、実際はそのような事だけではありません。今回は資料本の必要性について説明したいと思います。

=🐣資料本の必要性=

1.説明書の不備や、取り付け場所の確認

説明書に間違いなどないと思っている方も多いと思いますが、海外メーカーのものだとそこそこ間違いが多いです。国内メーカーだと、ネットで修正のお知らせを出したり、修正部分の補足説明書をキットに入れるなどで対応してくれますが海外メーカーだとそうもいきません。そのような時に資料本があると便利なのです。

説明書の間違いや不備で多い事例を挙げておきます。

・パーツの部品番号が説明書と違う。

・取り付け場所が解りにくい。

・取り付けるパーツの説明が抜けている。

以上3点です。

パーツの部品番号が違うので一番多いのは、左右のパーツが逆になっている事です。それは説明書のイラストと異なっていたり、取り付け穴にはまらないなどで簡単に判明します。しかし、部品番号のパーツと説明書のイラストが明らかに違っている時があります。ほとんどの場合イラストが正しくて部品番号の方が間違えなのですが、きちんと確認したくなります。そのような時に資料本が役に立ちます。

取り付け穴がない部品だと、説明書のイラストの角度によっては接着場所がはっきりしない時があります。箱絵や完成見本などの写真で確認しても不明な場合は資料本が役に立ちます。

組み立てが終了したのに取り付け穴が残っているという事もあります。大抵は説明書の見落としでしっかり読み直すと解決します。説明書後半のイラストで、取り付け穴部分にパーツが取り付けられている時は見落としが原因の時が多いです。たまにいくら説明書を見ても、そこにパーツを付けるのか、パテで埋めるのか解らない時があります。そんな時は資料本が役に立ちます。

2.パーツ選択の時

キットによっては、パーツ選択をする場面があります。作る機体の種類によって指定されている時もありますが、何の説明もなくどちらか選択するようになっている場合もあります。そのような時に資料本があると、自分が作りたい作品の製造年や活動地域によってぴったりの選択ができるようになります。

=🐣お勧めの資料本のタイプ=

実際に存在する車両にこだわらなくて、架空の設定でも上手く完成できたら問題ないと思う方は無理に資料本を揃える必要はないと思います。どうしても必要となった時に購入すればいいと思います。

完成後に違う部分を発見したら、気になって結局その部分一度壊して作り直してしまう。時代設定や場所設定と合わない組み合わせで製作した事に気づいた時、テンションが一気に下がってしまう方は、事前に資料本を用意する事をお勧めします。

お勧めの資料本のタイプは、その機体の試作品から、初期型、後期型までの違いがイラストで説明している書籍がお勧めです。それだと次に異なるタイプの機体を製作する時にも利用できて役に立ちます。写真のみの本だと撮影する機体にもよりますが、装備品等が欠落していたり、ダメージのため部品が外れていたり、曲がっている場合があります。ディテールの参考にはなりますが、説明書でも不明な箇所や、パーツ選択の時にはあまり役に立ちません。イラストなどできちんと説明している物がお勧めです。

なかなか資料にできる本が充実している書店は少ないですが、可能ならば書店に出向いて実際に見て購入をする事をお勧めします。資料本を見ながら作業をすると、パーツひとつひとつの意味が解り、1ランクアップしたような気分で製作できます。

🐦資料本の一部を載せておきます。参考にしてみて下さい。

ティーガー I 初期型 ミリタリー ディテール イラストレーション

ティーガーI 中期/後期型 (ミリタリー ディテール イラストレーション)

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