前回は迷彩模様の塗装をしました。今回は明暗塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!1/35フィギュア迷彩塗装のコツと方法(タミヤ 1/35 ドイツ歩兵)~⑨迷彩服の塗装編その2~
🐦️今回使用しているフィギュアセットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.196 ドイツ 歩兵 アタックチームセット
=🐣明暗を付ける=
前回の迷彩塗装が終了した状態が写真1になります。この状態では立体感がなく2次元的な感じなので、明暗を付けて立体感を出していきます。服の塗装はタミヤエナメル塗料を使用しています。
サスペンダーとベルトは先に塗装した方が、服の明暗が付けやすくなるので先に塗装します。他の装備品は後で塗装しても問題ないです。
XF1フラットブラックで、サスペンダーとベルトを塗装します。服と区別するために、フラットベースは加えないで塗装します。終了した状態が写真2になります。
=🐣暗い部分の塗装=
影になる部分の塗料を製作します。基本色のXF52フラットアースにXF1フラットブラックを少し加えて暗い部分の色を製作します。この後にもう一段階暗い色を作るので、黒くなり過ぎないように注意して下さい。
🐥暗い部分の塗料にもフラットベースを忘れずに加えて下さい。しっかりツヤを消さないと、影の部分だけテカってしまうので注意して下さい。
製作した塗料で、写真3のように服のシワや服の境目のモールドを塗装します。モールドの凹部分全体を塗装する感じで影の部分を塗装します。苦労して塗装した迷彩模様の上に塗装するので、とても勇気が必要ですが明暗を付けた方が立体感が出るので仕上がりがよくなります。
影の塗装が終了したら写真4、5のように離れて見て、影の部分が強調されているか確認します。
暗い部分の塗料にXF1をさらに加えて最も暗い色を製作します。最も暗い色を、深い影になる部分や強調させたい箇所に塗装します。
深いシワ以外にも、上着とズボンの境目、襟元や服の合わせ目など、塗装すると服の形がハッキリ解るようになる部分に塗装をします。最も暗い部分の塗装が終了した状態が写真6、7になります。
再び写真8のように離れて見て、暗い部分がハッキリしているか確認します。
=🐣明るい部分の塗装=
基本色のXF52フラットアースにXF2フラットホワイトを加えて明るい部分の色を製作します。さらにもう一段階明るい色を製作するので、フラットホワイトを加え過ぎないようにして下さい。
製作した塗料をドライブラシで凸部分に塗ります。迷彩模様の上から塗るので勇気が必要になりますが、立体感のある仕上がりにするためには必要な作業になります。迷彩模様が消えないように、しっかり塗料を拭き取ってからドライブラシを行うようにして下さい。
作業が終了した状態が写真9になります。
塗装が終了したら、写真10、11のように離して見て、凸部分はしっかり強調されて立体的に見えるか確認して下さい。
明るい部分の塗料に、XF2フラットホワイトをさらに加えて、最も明るい色を製作します。
製作した塗料を最も光が当たりそうな部分や、強調させた部分にドライブラシで塗装して下さい。作業が終了した状態が写真12、13になります。しっかり筆の塗料を拭き取ってからドライブラシを行わないと、迷彩模様が消えてしまうので注意して下さい。
塗装が終了したら、写真14、15のように離して見て、明暗が付いて立体感がでたか確認します。いまいちモールドがハッキリしない部分は、影の塗料を濃い目、明るい部分の塗料を薄くして、モールドをハッキリ浮き出す事ができます。
近くで見ると迷彩パターンが塗装図と違って見えても、ある程度離れた所から見た時に、えんどう豆パターンと解れば問題ないので小まめに離れながら塗装をして下さい。
暗い部分の塗装はハッキリと細く、明るい部分の塗装はしっかり筆の塗料を拭き取ってからドライブラシをする事がコツになります。
何度も繰り返して塗装をする作業になりますが、ツヤが一定になるようにフラットベースを加える事を忘れないようにして下さい。
今回はここで終了です。次回は装備品の塗装になります。