【初心者向け】1/35鉄道ジオラマ製作方法(サンダーモデル 1/35 ドイツ軍 有蓋貨車)~⑮仕上げ作業編~

前回はフィギュアや小物の設置をしました。今回は仕上げ作業になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】1/35鉄道ジオラマ製作方法(サンダーモデル 1/35 ドイツ軍 有蓋貨車)~⑭フィギュアの設置編その2~

🐦️今回使用したキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣台座の塗装=

台座は光沢があった方が高級感が出るので、ニスを塗って光沢を出します。

🐔飾り台の塗装について詳しく説明した記事を下記に載せておきます。こちらも参考にして下さい。

【初心者向け】簡単!飾り台の作り方

使用するニスの状態に合わせて下地塗装をします。無色のニスならば、イメージ通りの色を塗装すれば問題ないです。色が着いている場合は少し薄目の色で下地を塗らないと、台座の色が濃くなり過ぎる場合があるので注意して下さい。

🐥無色のニスは下地の色に影響しないので、台座を塗装する色を決めやすいです。色着きニスは下地色との組み合わせを考える必要がありますが、筆ムラが自然と木目のようになります。それぞれ別の長所があるので、好みに合った物を使用して下さい。

今回はチーク色のウレタンニスを使用するので、下地は薄い木色のタミヤアクリル塗料XF78木甲板色を使用して写真1のように木枠を塗装します。

写真1

木枠部分にウレタンニスを塗ります。1度ではきれいな光沢にならないので、複数回重ね塗りをしてニス部分に厚みをだします。この時にわざと筆ムラを付けると、ムラが木目のように見えます。木目が不自然にならないように、筆は一定の方向にだけ動かすようにして下さい。

最後に枠のプラ板部分をセミグロスブラックで塗装して終了です。ちなみにウレタンニスはプラスチックにも塗ることが可能なので、全て光沢にしたい場合はプラ板部分にも塗装して下さい。ただし、プラスチックは木材よりもニスを弾きやすいので注意して下さい。

台座の塗装が終了した状態が写真2になります。

写真2

🐦️今回使用したウレタンニスを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣おまけ=

今回屋根の接着時に、指に接着剤が付着したようで屋根を押さえる際に塗料が写真3のように剥がれてしまいました。スミ入れまで終了した段階だったので、結構ショックが大きいです。

エアブラシで塗装したので筆塗りで修正したら目立ちそうです。エアブラシで修正するとしてもマスキングなどを考えたら、かなり面倒でテンションが落ちてしまいます。

このような時の修正方法を簡単に説明するので、もしもの時の参考にして下さい。

写真3

まずはエアブラシで吹き付ける程度に溶剤で希釈した塗料を、塗装が剥がれた部分に筆で塗っていきます。エアブラシで塗装する際は溶剤で希釈しているので、修正時に塗料を希釈しないと濃さの違いが大きく出てしまうので注意して下さい。

修正の際は、筆を何度も動かさないで、さっと塗装が剥がれた部分に一度だけの筆運びで塗るようにして下さい。

一度さっと塗った状態が写真4になります。丸で囲んでいる部分が修正箇所になります。

写真4

塗った瞬間は修正箇所は少し濃い目に見えますが、表面が乾燥するとやや薄くなっていきます。表面が乾いたらもう一度希釈した塗料でさっと一度塗りをします。

エアブラシも一度吹き付けただけでは、色がしっかり着かないので何度か繰り返し吹き付け作業をしています。筆での修正も同様で、薄めた塗料をさっと塗る事を繰り返して色を着けていきます。表面が乾いた時に、周囲の色と同じようになったらそこで終了です。

🐥時間が経つと溶剤が揮発して塗料が徐々に濃くなっていくので、こまめに溶剤を加えて濃度を一定に保つようにして下さい。

修正塗装が終了した状態が写真5になります。

写真5

修正した箇所はまだ少し周囲と違和感があるので、最後にスミ入れ用塗料を使用して周囲と馴染ませます。天井部分で使用したスミ入れ用塗料を修正部分に塗って、溶剤を浸けた筆で拭き取ります。これで、一段階暗くなって周囲の色と馴染みます。

修正が終了した状態が写真6になります。左下の部分が修正した箇所です。写真1の状態よりはかなり目立たなくなりました。

写真6

スミ入れや汚し塗装をしない時や、修正する面積が広い場合はエアブラシで修正する事をお勧めしますが、少ない面積でスミ入れや汚しをする場合は筆での修正も可能です。使用する色によって修正具合の違いはありますが、塗装の修正で悩んだ時はちょっと参考にしてみて下さい。

=🐣完成=

これで完成になります。

写真7
写真8
写真9
写真10

今回表現したかったバラストに囲まれた線路です。簡単な作業の割りには本格的な仕上がりになったと思います。

写真11
写真12
写真13
写真14

貨車の左右をそれぞれ横から見た状態です。

写真15
写真16

全景になります。

写真17
写真18

当初のイメージ通り、映画の宣伝スチール写真のような感じに仕上がったと思います。

写真19
写真20

今回はここで終了です。次回は簡単なまとめになります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】1/35鉄道ジオラマ製作方法(サンダーモデル 1/35 ドイツ軍 有蓋貨車)

~①準備編~

~②車両の製作編~

~③フィギュアの製作編その1~

~④フィギュアの製作編その2~

~⑤フィギュアの製作編その3~

~⑥フィギュアの製作編その4~

~⑦フィギュアの製作編その5~

~⑧貨車内部の製作編~

~⑨線路の製作編その1~

~⑩線路の製作編その2~

~⑪貨車内部の塗装編~

~⑫貨車の塗装編~

~⑬フィギュアの設置編その1~

~⑭フィギュアの設置編その2~

~⑯まとめ編~