前回は作業時に必要な道具等の説明をしました。今回から組み立て作業になります。
🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ブルーインパルスを塗装で製作する方法(ハセガワ 1/48)~①準備編~
=🐣作業前の確認=
まずは途中で変更になっても構わないので、とりあえず工程を決めておきます。ある程度工程を決めておくと作業がスムーズになります。
とりあえず今回の工程の予定を立ててみました。
キャノピーのパーティングライン取り→コクピットの組み立てと塗装→機体の組み立て→下地塗装→基本塗装(白)→機体上面の青塗装→機体下面の青塗装→コーティング塗装→デカール貼り→細部塗装→コーティング塗装(2回目)→スミ入れ→完成
以上の予定です。今回は汚し塗装はしない予定です。
次に完成した後に飾る場所を決めておきます。なぜ?と思う方もいると思いますがこれが結構重要なので、飾る場所から完成品を眺める場所までの距離を把握しておきます。
今回のように塗り分けが難しいと、ある程度の修正作業が必要になります。タッチアップした時に色の濃さなどの違いで、近距離で見ると気になるけど、飾る場所から眺める距離まで離れると全く気にならない場合があります。今回は完成して飾る事を重視して製作していく予定なので、ある程度離れた距離から見てきれいな完成品になるようにしていきます。
=🐣キャノピーの製作=
まずはキャノピーのパーティングラインを取ります。説明書ではキャノピーの製作は最後の方ですが先にパーティングライン取りをします。最初これをやる理由は、塗料や接着剤を使用なないうちにクリアーパーツの作業をしたいからです。製作中に誤って接着剤を付たり、キズを付けないようにするため最初に作業して丁寧に保管しておきます。
写真1のように中心にパーティングライン(金型の合わせ目)があります。
結構パーティングラインの段差が大きかったので、軽くデザインナイフの刃を立ててカンナがけのようにして段差をけずってある程度ならしておきます。段差が大きいとヤスリがけが大変なので、デザインナイフのカンナがけでかるく段差を削っておきます。写真2がカンナがけした状態になります。
まずは写真3のように800番の紙ヤスリでパーティングライン部分を削ります。この時に完全にパーティングラインがなくなるようにします。
次に1200番の紙ヤスリで磨いていきます。写真4が磨き終わった状態です。
次は1500番の紙ヤスリで磨きます。写真5が磨き終わった状態です。
最後に2000番の紙ヤスリで磨きます。写真6が磨き終わった状態です。
🐥さらに3000、4000番の紙ヤスリで磨くと、よりキャノピーの透明度が増していきます。テカテカなキャノピーにしたい場合はもっと番号の高いヤスリで磨いて下さい。
🐦仕上げようの紙ヤスリを載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ フィニッシングペーパー・細目tp010・仕上げtp024・2種セット
次に細目のコンパウンドを専用の布に付けて磨きます。全体が透明になるまで磨きます。磨き終わったらキズの確認をします。キズがあった場合は同じようにヤスリで繰り返し磨いていきキズをけします。磨き終わった状態が写真7になります。
今回はここで終わりにしましたが、さらに仕上げ用のコンパウンドを使用すると、もっとピカピカの仕上がりになります。
キャノピーの磨きをどこまでやればいいのか分からなくなったら、30~50cm離れてみてください。ある程度離れてキャノピーが透明に見えたら問題ないです。近距離で作業をしていると、細かい曇りや小さなキズが気になりますが、そのような時はちょっと離れて見て下さい。離れて見ると案外気にならない事が多いです。
🐥集中すると視線がついつい近くなりがちです。疲れたり、上手く出来ているか気になった時は、ちょっと離れて見る事も大事なので試してみてください。
🐦コンパウンド一式を載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) タミヤコンパウンド(細目) 87069-000
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.90 ・コンパウンド用クロス (3色セット) 87090
タミヤ メイクアップ材シリーズ コンパウンド用スポンジ プラモデル用工具 87192
終了したらキズが付かないようにマスキングをします。マスキングのコツは小さく四角に切ったマスキングテープをずらしながら貼り付けていくと上手くできます。
マスキングが終了したら、安全な場所で保管します。
今回はこれで終了です。次回はコクピットの製作になります。