前回は機首部分の組み立てを説明しました。今回は胴体部分の組み立てになります。
🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑤機首製作編~4日目
=🐣合わせ目の処理=
前回パテ盛りした部分にヤスリがけをします。600番でヤスリがけをしてパテ盛り部分を平らにしていきます。モールドを消さないように、小まめにスジ彫りをしながら作業をします。大きな段差があったり、盛ったパテの量が多かった場合は400番のヤスリを使用します。
パテ盛り部分が平らになったら、1000番で表面を滑らかにします。傷が残ってみえる箇所は800番→1000番の順でヤスリがけをすると滑らかになります。
機首部分のヤスリがけを行います。特に大きい段差はなかったので600→1000番の順でヤスリがけをしました。写真1、2はヤスリがけが終了したところです。
機首部分の合わせ目の処理が終了したら、先端部分のパーツを写真3のように取り付けます。合わせ目がパネルラインになるので、合わせ目の処理はしないようにします。合わせ目が消える場合があるので、接着剤の付けすぎには注意します。
=🐣胴体部分の組み立て=
1.組み立て前の下準備
写真4の丸で囲んだ部分の出っ張りを削ります。これは製作するタイプによっては削る必要はないので、しっかり説明書を読んでから作業をして下さい。
機体下部に写真5のように穴を開けます。穴を開ける箇所は武装や装備によって異なるので、自分の作りたい状態を確認してから穴を開けるようにします。写真や資料本を参考にして下さい。
🐦下記に資料本を載せておきます。参考にして下さい。
F-14トムキャット細部写真集 2020年 09 月号 [雑誌]: 艦船模型スペシャル 別冊
2.胴体部分の接着
写真6のように胴体部分を接着します。
🐥説明書では主翼の前にある補助翼は、機体の接着後に取り付ける事になっていますが、この時に補助翼を一緒に挟み込んで接着した方が楽に取り付ける事ができます。
3.胴体部分のパテ盛り作業
合わせ目処理のためパテを盛っていきます。写真7は尾翼のつけ根部分なのですが、左右共にやや大きめの段差ができてしまうので写真8のようにやや多めにパテを盛ります。
機体後部が別パーツになっていて、接着した際にできる隙間を写真9のようにパテで埋めます。バルカン砲周りのパネルで作業したように、ラッカー系溶剤でパテを柔らかくした方が作業しやすいです。
エアインテーク部分の継ぎ目部分にも写真10のようにパテを盛ります。この部分はやや隙間が大きいので、パテをしっかりと盛り付けます。パテの量が少ないと、乾燥した時に盛った箇所がパテの気化によってへこんでしまうので注意します。
パテの乾燥のため、続きの作業は次の日以降に行います。
今回はここで終了です。次回は機体の組み立ての続きになります。
🐥パテ盛り作業までやっっておくと次回の作業時にヤスリがけから始められます。パテの乾燥待ちがあるので、作業の最初にパテ盛りをすると以降の作業が止まってしまう場合があります。工程を考えてやると時間の短縮になるので、いろいろ考えて自分に合った作業工程を探してみて下さい。