前回は基本塗装の説明をしました。今回は細部塗装とコーティング塗装を行います。
🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ガンプラ(ザクⅠ)を戦車模型と同じ塗装法で塗ってみる(バンダイ 1/144)~⑤基本塗装編~
=🐣細部塗装=
エアブラシでは塗り分けができなかった部分の塗装を行います。筆塗りなのでムラの出にくいエナメル塗料を使用しますが、アクリル塗料を使用しても特に問題はありません。
🐥エナメル塗料だと、スミ入れをエナメルで行った場合剥がれてしまうのではと思うでしょうが、この後でコーティング塗装をするので問題はありません。筆塗りをしやすい塗料で細部塗装を行って下さい。
1.関節部分の塗装
写真1のように膝と肘の関節部分をタミヤエナメル塗料のXF63ジャーマングレイで塗装します。
写真2のように関節を動かしながら、関節部分に塗り残しのないように塗装していきます。
2.頭部の塗装
頭頂部のパーツはポリキャップで固定しているので、写真3のように取り外しができます。モノアイの塗装は外してから作業した方が楽です。
モノアイの部分にX11クロームシルバーで塗装した後に、写真4のように上からX27クリアーレッドを塗装するとモノアイが光っているように見えます。
3.バーニアの塗装
背中のバーニア部分を写真5のようにタミヤエナメルのX32チタンシルバーで塗装します。
その他に塗装したい箇所があったら、コーティング塗装の前に塗装しておきます。
=🐣コーティング塗装=
パーツをすべて組み立てた後に、エアブラシを使用してタミヤアクリルXF86フラットクリアーでコーティング塗装を行います。
🐥完成させたいツヤの状態によって、コーティング塗装は変更して下さい。例えば半光沢にしたいのなら、X35セミグロスクリアーでコーティング塗装をします。
関節部は可動させながら塗装をして、関節部分全体にコーティングするようにします。腰アーマーに隠れる部分にもコーティング塗装をします。
これで塗装は終了です。下地塗装で明暗をつけたので、基本色のみの塗装でもグラデーションが付いたような感じの仕上がりになります。
塗装剥がれ表現を下地塗装で行う事によって、写真10のように塗装剥がれのトーンを落ち着かせる事ができて、古めの傷や塗装剥がれの表現ができます。失敗しても、基本塗装を重ねて吹き付ける事によって、消すことも可能なので便利です。
今回はここで終了です。次回はスミ入れになります。