前回はオイル汚れの説明をしました。今回は汚し塗装の続きになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!タミヤ最新キット 1/35 イギリス巡航戦車コメット製作方法~⑯汚し塗装編その1~
🐦️今回使用しているキットとディテールアップパーツを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.380 イギリス軍 巡航戦車 コメット プラモデル 35380
パッションモデルズ 1/35 イギリス軍 巡航戦車 A34 コメット 3Dパーツセット (タミヤ MM35380用) プラモデル用パーツ
=🐣泥はね表現=
泥はね表現はクレオスから発売されているウェザリングカラーの、オーカーソイル、マットアンバー、シェイドブラウンを使用します。この3種類は色が少し薄めなので、ハッキリした泥はね表現にはならないですが、初心者には扱いやすいタイプだと思います。
🐦️今回使用したウェザリングカラーを下記に載せておきます。参考にして下さい。
泥はね表現にはいろいろ方法があります。筆に付着させた塗料を、棒状のもので弾いて付着させる方法が一番コントロールしやすいと思うので、今回は爪楊枝を使用して作業をします。
まずは泥を付着させた部分に、軽くパステル粉を写真1のように付けます。今回は範囲が少ないので、少し小さめの筆を使用します。必ず行う必要はないですが、泥部分にパステル粉を軽く付着させてから泥はね表現をすると、泥部分に色の変化が出るので行っています。
ウェザリングカラーのオーカーソイルを筆に付けて、爪楊枝で筆先を弾いて飛沫を車体下部に付着させます。ウェザリングカラーはよく撹拌してから使用して下さい。砲塔に塗料が着かないように、砲塔を外して作業しています。終了した状態が写真2になります。
次にマットアンバーを同じやり方で車体に付着させます。終了した状態が写真3になります。
さらにシェイドブラウンを同様に付着させます。終了した状態が写真4になります。3色とも色合いが薄くうっすらとした泥はねになるので、溶剤で拭き取る必要はないです。ハッキリとした表現にならないので力加減を調節する必要もなく、初心者の方にはお勧めです。
少し物足りないので、もう一度泥はね表現を繰り返します。写真5は二度目のオーカーソイルを付着させた状態です。
二度目のマットアンバーを付着させた状態が写真6になります。
二度目のシェイドブラウンを付着させた状態が写真7になります。
ここで終了させても良いのですが、もう少し深みを出したかったのでもう一度オーカーソイルを付着させます。終了した状態が写真8になります。
最後にもう一度シェイドブラウンを付着させて、泥はね表現は終了です。終了した状態が写真9になります。ハッキリとした泥はねを付けたい場合は、グランドブラウンのような濃い塗料を使用して下さい。
濃い塗料を使用すると、一度でハッキリとした泥はね表現ができますが、飛沫のコントロールが重要になってきます。飛沫の大きさや付着した位置が不自然だった際は、拭き取る必要が出てくるのでそれなりの技術が必要になります。
薄めの塗料を使用すると、一度ではハッキリした泥はね表現ができないですが、飛沫のコントロールや拭き取りを気にしないで作業ができます。作業自体はとても簡単ですが、繰り返し作業をする必要があるので手間はかかります。ですが、塗装を重ねれば重ねる程深みのある汚れになるので、慣れていない方にはお勧めです。
泥はね表現が終了した状態が写真10~12になります。
今回はここで終了です。次回は仕上げ作業になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。