前回で完成したので、今回は簡単なまとめになります。
=🐣キットについて=
最近リニューアルされたザクIIが発売されたので、旧キット扱いになってしまいましたが、値段も手頃で製作しやすいです。
合わせ目の処理が必要になりますが、ヤスリがけがしやすい面構成なので、パテ埋め作業をちょっとやってみたいと思っている初心者の方にはお勧めのキットです。
最近のキットは合わせ目が目立たないように工夫がされていますが、古いキットだと足や腕の中心に合わせ目があります。人気機種はリニューアルなどで新しくなりますが、マイナーな機体は古いキットでしか組み立てられない場合があるので、合わせ目処理は覚えておいて損はない作業だと思います。
プラモデルの製作自体が楽しめる感じのキットになっているので、いろいろやってみたい事を試してみるのもいいと思います。
=🐣エコプラについて=
形成色が真っ黒なので、ビックリしてしまいますが内容は通常のキットと同じになります。ラインナップ全体が古いキットなのでやや物足りない感じですが、古いキットほど製作に手をかけた分が完成度に影響してくるので、製作する楽しさを充分に感じられるキットです。
エコプラは限定品扱いになっていますが、これは数量限定ではなく販売ルートが限られているという事です。発売当初は静岡のバンダイ工場限定の製品だったのですが、最近は直接エコプラ専用のサイトからでも購入できるようになっています。たまに品薄の時もありますが、基本的には常時定価で購入できるようになっています。
🐦️下記にエコプラ専用のバンダイボビーサイトを貼り付けておくので参考にして下さい。
無塗装で組み立てる人にとってはエコプラはちょっと難ありですが、塗装をして可動させていろいろなポーズにしてみたい人にはピッタリだと思います。
製作記事でも説明しましたが、可動させて塗料が剥がれた部分につや消しコーティング軽くするだけで、傷の表現として使用できます。通常のキットだと可動した時にできる塗料’剥がれは、白や赤の形成色になってしまうので修正の塗装が必要になってしまいます。
エコプラは完成後に可動させて遊んだ分だけ、傷ができるのでリアルな感じで仕上げたい人にはお勧めです。本当の初期に発売されたガンプラは、関節の可動範囲自体が限られていたので、あまり可動によって塗料が剥がれるという事は無かったのですが、HG、MGになってくると二重関節などの導入によって、可動範囲が格段に広くなってしまいパーツ同士が干渉して塗料が剥がれやすくなる箇所が増えたような気がします。
せっかく可動範囲が広いのに、塗装剥がれが怖くてあまり可動を楽しめないという人にはエコプラをお勧めします。実際エコプラでも塗料は剥がれますが、傷として通用する感じになります。願望ですが、パーツ同士が干渉しやすい可変MSなどがエコプラになれば、完成後でも遠慮せずに変形が楽しめると思うので是非変形タイプのMSもラインナップに加えてほしいです。
=🐣製作について=
下地塗装で明暗と塗装剥がれなどの表現を付けておいたので、基本塗装の一色を吹き付けるだけでグラデーションなどの表現が可能です。基本塗装が濃くならないように、濃度だけ気をつければ大丈夫なので、初心者の方にはお勧めの塗装法だと思います。下地塗装を上手く使用すれば、戦車や飛行機などのスケールモデルの製作も楽になるので、塗装法を迷っている方は是非一度やってみて下さい。
今回の記事はこれで終了です。
最近、ガンプラ全般が品薄で入手困難になっています。エコプラはキット自体が古い事と、黒い形成色のせいなのか、直接バンダイのサイトから比較的簡単に定価で購入する事が可能です。形成色の問題は、下地塗装に白を使用する事で解決できるし、塗装や合わせ目処理など製作の手間はかかりますが、昔ながらの製作方法を楽しむことができるので一度製作してみて下さい。
ガンプラの流通が元に戻るまで、入手しやすいエコプラで腕を磨くのもいいと思うので是非挑戦してみて下さい。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。