以前アオシマから発売されているアメリカ空母ワスプを使用して、エッチングパーツの製作法を説明しました。今回はアオシマから発売されている給油艦速吸を使用して、日本海軍艦船用のエッチングパーツの製作を説明していきます。
🐔アメリカ空母ワスプの製作記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】艦船模型用エッチングパーツの組み立てと塗装法(アオシマ 1/700 ワスプ)~①準備編~
=🐣使用するキットについて=
今回使用するキットは、アオシマから発売されている写真1の1/700 速吸を使用します。速吸は「はやすい」と読み給油艦でありながら、飛行甲板とカタパルトを持つ珍しい艦船です。
アオシマから別売りで写真2の速吸用のエッチングパーツが発売されています。このセットには木製甲板、クレーン、カタパルト、艦載機のプロペラなどが入っていて、これ一隻で通常の日本海軍艦船で使用するエッチングパーツをほぼ組み立てられるので、エッチングパーツの入門用にはお勧めのキットだと思います。
今回使用したキットは限定版で、写真3のエッチングパーツが同封されていますが、これは別売りのエッチングパーツと被ってしまうので今回は使用せず別売りの物だけを使用します。
🐦今回使用したキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ No.559 給油艦 速吸 プラモデル
青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ ディテールアップパーツ 日本海軍 給油艦 速吸専用エッチングセット プラモデル用パーツ
=🐣使用する道具=
1.組み立てに必要な道具
ニッパー、プラスチック用接着剤、デザインナイフ、ヤスリなどの基本的な道具は用意しておきます。
2.エッチングパーツの製作で必要な道具
エッチングパーツを使用するので、瞬間接着剤が必要になります。慣れない人には乾燥がやや遅いゼリー状の瞬間接着剤がお勧めです。
エッチングパーツの切断はデザインナイフで出来ますが、刃が痛むので替刃を数枚用意しておく事をお勧めします。
エッチングパーツの加工にプライヤーが必要になります。ピンセットでもいいのですが、しっかりとパーツを挟めるプライヤーの方が便利です。
パーツが細かいのでピンセットがあると大変便利です。先端のかみ合わせが悪いとパーツを飛ばしてしまう場合があるので、しっかりと保持できる物を用意した方がいいです。
艦船模型のエッチングパーツはモールドを削って取り付ける場合も少なくはないです。甲板などのモールドはナイフでは削り難いので模型用の平のみがあると便利です。
🐦下記にお勧めの道具を載せておきます。参考にして下さい。
コニシ ボンド アロンアルフア #05273 EXTRAゼリー状スリム 4g
ハセガワ トライツール エッチングプライヤー プラモデル用工具
タミヤ クラフトツールシリーズ No.48 精密ピンセット (ストレートタイプ) 74048No.48 ストレートタイプ74048-000
ハセガワ トライツール 播州の刃物シリーズ 平ノミ 4mm プラモデル用工具 TT111
3.塗装用の道具
今回もタミヤエナメル塗料を使用して、筆塗りで塗装を行います。このキットはエッチングパーツに木製甲板が付属しているので、甲板の塗り分けが不要となりエアブラシでも簡単に塗装が可能です。
4.その他
機銃パーツが古いウォーターライン共通パーツなので、ちょっと精度に欠けてしまいます。普通に組み立てるならば問題ないのですが、エッチングパーツを使用する場合は機銃とエッチング部分のギャップが出てしまうので、別売りの機銃パーツを使用します。
🐦下記に今回使用する別売りの機銃パーツを載せておきます。参考にして下さい。
ファインモールド 1/700 ナノ・ドレッドシリーズ 九六式25mm三連装機銃 防盾付 プラモデル用パーツ
今回はこれで終了です。次回から製作になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。