前回は船尾部分の製作をしました。今回は艦載機の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】日本海軍艦船用エッチングパーツの組み立てと塗装法(アオシマ 速吸)~⑩船尾の組み立て編~
=🐣艦載機について=
以前、速吸について説明した際に述べましたが、実際は航空機を飛行甲板に搭載した事は確認されていません。そのため、史実通りに製作するならば艦載機は必要ないと思います。
速吸は流星を6機搭載可能らしいので、今回は流星を6機搭載します。キットでは主翼が折りたたまれた状態なので、加工せずに搭載する事ができます。
=🐣艦載機の組み立て=
キットの流星はパーツ分割が多いので、パーツを紛失しないようにします。機体と主翼部分が別パーツなので、写真1のように機体と主翼の間に隙間が発生してしまいます。
艦載機自体は小さいですが、この隙間は結構気になります。細かいパーツのためヤスリがけをしないで済むように、この部分は溶きパテを使用します。
パテを塗料皿にとり、ラッカー系の溶剤で薄めてドロドロの状態にします。溶いたパテを主翼と機体の隙間部分に塗り込みます。表面がやや荒れているので、最後にラッカー系溶剤を染み込ませた筆で表面を撫でて滑らかにします。表面が滑らかになったので、ヤスリがけをする必要がなくなります。
隙間を埋めた後に尾翼パーツとエッチングのプロペラを取り付けると、写真2の状態になります。
🐦ラッカー系塗料を使用していない人でも、いろいろ使用する時があるので溶剤は持っておいた方がいいです。下記に載せておくので参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.77 ラッカー溶剤 (250ml)
=🐣艦載機の塗装=
塗装はタミヤエナメル塗料の筆塗りで行い、スミ入れはタミヤアクリル塗料を薄めたもので行います。
まずは下面をXF12明灰白色で、写真3のように塗装します。
機体上面をXF70暗緑色2で塗装します。日の丸はデカールよりも塗装した方が楽なので塗装で仕上げました。日の丸の大きさと位置にバラツキがないように、注意して塗装していきます。風防部分はX11クロームシルバーで塗装しています。プロペラ、タイヤまで塗装した状態が写真4になります。
風防部分のシルバーが乾いたら、X23クリアーブルーで写真5のように重ね塗りをします。
🐥風防部分はホワイトや水色、シルバーなどいろいろな塗料で塗られています。クリアーパーツでない場合は、自分の好みの色で塗装して下さい。
タミヤアクリル塗料のブラックを薄めたもので、写真6のようにスミ入れを行います。細かいパーツなので拭き取りはせずに、塗料を流し込むだけにしています。拭き取らない場合は、溶剤でかなり薄めにしないと全体に塗料が残ってしまうので注意して下さい。
今回はここで終了です。次回は仕上げになります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。