前回で製作は終了しました。今回は簡単なまとめになります。
=🐣キットについて=
速吸は写真や資料が少ないので不明な点が多い艦艇です。製作しながら形状を知る事ができたので、楽しみながら製作ができました。給油艦と輸送艦が合体したような艦で、戦闘艦との違いを比べながら製作できます。
難易度が高いキットではないですが、クレーンやカタパルトなどエッチングパーツに変更すると雰囲気か一気に変わる部分が多いので、製作時間などに余裕があるなら是非エッチングパーツの使用をお勧めします。
=🐣エッチングパーツについて=
格子状のパーツはエッチングパーツに変更すると、格段にリアル感が増します。手すりもエッチングパーツ独特の薄さのため、取り付ける事によってリアル感が増していきます。製作も比較的簡単なので、この部分はエッチングパーツをお勧めします。
円柱状のパーツに関しては、自分の好みに合わせて使用した方がいいと思います。エッチングパーツでは厚みや太さを再現するのは難しいので、ボートダビットや、マスト部分をエッチングパーツに変更する場合はよく考えてから使用して下さい。とくにマスト部分はプラパーツの方がバランスがいい事もあるので、一度仮組みしてどちらがいいか比べてから使用する事をお勧めします。
艦船模型のエッチングパーツを使用する時の注意点は、不要になったガイド穴をしっかり埋める事です。エッチングパーツには接着のガイド部分がないので、プラパーツのガイド穴がそのままになってしまいます。伸ばしランナーやパテでガイド穴を埋めないと、大きな穴が開いたままの状態になります。
このようなガイド穴はエッチングパーツ接着後だと処理が難しくなる場合があるので、早い段階で処理をするようにします。説明書とパーツをしっかり見て、どの部分を処理すればよいか確認する事が大事です。
=🐣エッチングパーツの塗装=
1/700だとサイズの大きいエッチングパーツが少なく、エッチング部分に触れる場合も少ないので、メタルプライマーは使用していません。筆塗りでも2度ぐらい重ね塗りをすればしっかり塗装ができます。とくに触れる部分でなければ塗装が剥がれる事もないです。
🐥空母の飛行甲板など面積の大きいパーツは、塗料の食い付きを良くするためと、塗装剥がれ防止のためにメタルプライマーを使用した方がいいです。
=🐣まとめ=
エッチングパーツは部分によって製作の難易度が違うので、難易度の高そうな箇所はプラパーツのままで製作するのも一つの手段です。苦労する割には見た目の効果がない箇所もあるので、難易度が高そうな部分は完成後の状態を想像してから製作するようにして下さい。
最初のうちはここだけはエッチングパーツしたいと思う箇所だけ製作する事も一つの方法です。完成した状態を想像して、使用するパーツを選択してみて下さい。
🐦今回使用したキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ No.559 給油艦 速吸 プラモデル
青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ ディテールアップパーツ 日本海軍 給油艦 速吸専用エッチングセット プラモデル用パーツ
今回の記事はこれで終了です。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。