【初心者向け】水性塗料で行う航空機のシルバー塗装法(タミヤ 1/72 P-47D サンダーボルト)~⑫まとめ編~

前回で製作は終了しました。今回は簡単なまとめになります。

=🐣キットについて=

1/72スケールのためパーツ数も適度で、とても組み立てやすいキットでした。機体下面の合わせ目処理はやや難しいですが、機体上面の合わせ目処理の難易度は低いです。合わせ目処理の苦手な人は、目立たない下面はそのままにして上面の合わせ目だけ処理するのも良いと思います。

写真1

デカールは2種類用意されています。今回製作した機体は、デカールの難易度が高めでしたが、もう一方の機体は比較的難易度は高くないのでデカール貼りが苦手な方はそちらを選択して下さい。

組み立てが簡単でも塗り分けやデカールの難易度が極端に高いキットもあります。逆にパーツ数が多くても、単色塗装で大きなデカールもなく組み立て以外の作業は楽というキットもあります。自分の得意、不得意な作業を基準にして製作するキットを選ぶ事も上手に作る秘訣です。キット選びに迷ってしまう方は、苦手な作業が少なく済みそうなキットを選んでみて下さい。

=🐣水性塗料のシルバー塗装=

シルバー塗装3度目にしてやっとイメージ通りの塗装ができました。クレオス水性ホビーカラーのH8シルバーはラメ粒子が目立たなくて、金属の質感もあるので水性塗料の中では一番のお勧めです。

写真2

🐥クレオスは水性塗料の新しいシルバー塗料を、今年のホビーショーで発表していたので、発売されたら是非使用してみたいと思います。

シルバー塗装で大事なのは下地塗装です。黒や茶系の上からシルバーを塗装するとラメ粒子が目立たない感じがします。黒下地だと暗くなる色の変化が付けられないですが、それ以上に金属の良い質感が表現できるので、下地は黒で白や茶色で色の変化を付ける事をお勧めします。

写真3

下地塗装時の注意点なのですが、筆ムラはそれなりに目立ってしまうので、必ず機体前部から後部に向かって筆を動かすようにして下さい。機体の進行方向に筆を動かすと、筆ムラが汚れの流れと同じ方向になるので塗装した後に筆ムラが自然な感じになると思います。

🐥今回は下地塗装の筆ムラの方向はあまり気にしないで作業をしました。塗装後に確認してみると筆を左右に動かした部分は、ちょっと違和感のある状態になってしまったので注意した方がいいです。

写真4

=🐣まとめ=

水性塗料でもそれなりにシルバー塗装ができます。下地塗装でパネルごとに色の変化を付ければ、シルバーを吹き付けるだけでパネルごとの色の変化が表現できます。

写真5

シルバーを均一に塗装しなくてはいけないので、エアブラシはどうしても必要になりますが、それ以外の特別な道具や技術は必要ないです。ラッカー系には若干劣ると思いますが、それなりに金属表現ができるので、水性塗料でシルバーの塗装をしてみたいと思っている方は参考にしてみて下さい。

写真5
写真6

今回の記事はこれで終了です。

🐦シルバー塗装に向いている機体をいくつか下記に載せておきます。参考にして下さい。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】水性塗料で行う航空機のシルバー塗装法(タミヤ 1/72 P-47D サンダーボルト)

~①準備編~

~②コクピットの製作編~

~③機体の製作編その1~

~④機体の製作編その2~

~⑤下地塗装編~

~⑥シルバー塗装編~

~⑦塗り分け部分の塗装編~

~⑧デカール貼り編その1~

~⑨デカール貼り編その2~

~⑩コーティング塗装編~

~⑪仕上げ編~