【初心者向け】水性塗料でカーモデルを銀塗装してみる(ICM メルセデスベンツG4)~⑦細部塗装編~

前回は銀塗装をしました。今回は細部塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】水性塗料でカーモデルを銀塗装してみる(ICM メルセデスベンツG4)~⑥銀塗装編~

🐦️下記に今回使用したキットと、スケール違いの同車種を載せておきます。参考にして下さい。

ICM 1/35 ドイツ軍 G4高官用乗用車 1939年 withフィギュア プラモデル

ICM 1/72 ドイツ G4 スタッフカー 1935 “スナップキット” プラモデル

=🐣細部塗装=

銀塗装が終了して、マスキングテープを剥がした状態が写真1になります。車体の縁部分にシルバーがはみ出してしまったので、X18セミグロスブラックを重ね塗りして修正します。

写真1

修正が終了したら細部塗装を行います。フロントガラスのフレームやライト部分はメッキ調なので、タミヤペイントマーカーのX11クロームシルバーを使用して塗装しています。

ペイントマーカーは粒子が細かく、メッキのような輝きが得られます。ペンで直接塗るのではなく、ペン先を塗料皿に押し付けて塗料を出してから筆で塗っていきます。エナメル系なので希釈や洗いはエナメル溶剤で行って下さい。

🐦️下記に今回使用したペイントマーカーを載せておきます。参考にして下さい。エナメル系なのでアクリル塗料の上から塗っても下地に影響がないので、水性塗料を使用している人にお勧めです。メッキ的な感じは水性塗料では難しいので、メッキ塗装で悩んでいる人はぜひ使用してみて下さい。

タミヤ ペイントマーカー X-11 クロームシルバー (ペイントマーカー:89011)

ボディの細部塗装が終了した状態が写真2、3になります。後部フェンダーに銀のラインが入る箇所があるのですが、ラインが細くマスキングが大変です。マスキングなしで塗るのも難しく、きれいに仕上げる自信がなかったので、銀のラインは塗装せずにそのままにしておく事にしました。

🐥細いラインなどは、塗装しない方がきれいに仕上がる場合もあります。そのままでも違和感がない場合は、無理に塗装する必要はないと思うので、難しい細部塗装は仕上がり具合を考えながら作業をしてみて下さい。

ペイントマーカーはエナメル系なので、失敗しても溶剤で軽く拭き取れるのですが、メタリック系なので拭き残しがキラキラして目立ってしまいます。とくに下地が黒だとより目立ってしまうので、拭き取りには十分注意が必要になります。

写真2
写真3

ホイールと前部ライト部分もメッキ調なので、ペイントマーカーのX11クロームシルバーで塗装します。エンジンはボンネットを接着すると見えないので、ボンネットを開状態にしない場合は塗装する必要はないです。タイヤ部分はXF85ラバーブラックで塗装します。スペアタイヤも同様に塗装して下さい。

車体下部の細部塗装が終了した状態が写真4、5になります。

写真4
写真5

ドア部分はドアノブとライン部分をX11クロームシルバーで塗装します。ラインは細いですが下地が銀のため、はみ出した部分の拭き残しがほぼ目立たないです。このような箇所は何度でもやり直しができるので、是非挑戦してみて下さい。

ラインは直線なので簡単にマスキングができます。写真6のようにマスキングテープを貼ります。

写真6

ドアノブとライン部分を塗装したのが写真7になります。はみ出た部分があったらエナメル溶剤を付けた筆で拭き取ります。

写真7

前後4枚のドアの塗装が終了した状態が写真8になります。このラインは車体前部と後部に繋がるので、ボディ部分のラインも一緒に塗装します。

写真8

同じ銀でも異なる種類やメーカーの物を使用する事で、質感や素材の違いを表現できるようになります。

基本塗装を水性塗料で行う場合は、下地を溶かしてしまうラッカー系は使用できないので、エナメル系の塗料が役に立ちます。

🐦️メタリック塗装に役立つ本を下記に載せておきます。ラッカー系が主体ですが、水性塗料についての記載もあります。興味のある方は読んでみて下さい。

メタリック塗装 攻略のメソッド 2022年 04 月号 [雑誌]: モデルアート 増刊

今回はここで終了です。次回はスミ入れになります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】水性塗料でカーモデルを銀塗装してみる(ICM メルセデスベンツG4)

~①準備編~

~②組み立て編~

~③内部の塗装編~

~④仮組編~

~⑤下地塗装編~

~⑥銀塗装編~

~⑧スミ入れ編~

~⑨仕上げ編その1~

~⑩仕上げ編その2~

~⑪まとめ編~