【初心者向け】艦船模型用エッチングパーツの組み立てと塗装法(アオシマ 1/700 ワスプ)~④船体側面の製作編その1~

前回は艦首と船尾の製作を説明しました。今回は船体側面の製作になります。

🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】艦船模型用エッチングパーツの組み立てと塗装法(アオシマ 1/700 ワスプ)~ ③船首と船尾の製作編~

=🐣格納庫の塗装=

格納庫のシャッターを開放状態にする場合は、格納庫内部の塗装をします。格納庫の床部分はXF24ダークグレイ、壁面部分はXF1フラットホワイトで写真1のように塗装します。

写真1

=🐣船体側面の製作=

階段はエッチングパーツで製作するので、キット船体側面にある階段のモールドを削りとります。艦船模型のエッチングパーツは、モールドを削ってエッチングパーツを接着するケースが多いので、平ノミのような物があると便利です。

🐦下記にお勧めの模型用平ノミを載せておきます。参考にして下さい。

階段部分をモールドを削り取ったら船体側面部の塗装を行います。床部分はXF24ダークグレイ、船体は基本色のXF54ダークシーグレイで塗装します。船体部分は筆を上から下に動かしながら塗装します。

塗装が終了したら、写真2のように船体側面のエッチングパーツを接着していきます。ちなみに艦底部分のマスキングテープは持ち手になっています。

写真2

今回使用したエッチングパーツは、手すりを曲げる箇所には切り込みがあって、ピンセットでも簡単に曲げる事ができます。金属のため曲げて延ばしてを繰り返すと、その箇所で切断しやすくなるの注意してください。

説明書を参考にして、写真3~5のようにエッチングパーツを接着していきます。接着したエッチングパーツは基本色のXF54ダークシーグレイで塗装します。

写真3
写真4
写真5

=🐣階段部分のエッチングパーツについて=

階段部分のエッチングパーツは、手すりと階段部分を一段ずつ加工する必要があります。ここは結構細かい作業になるので、簡単なコツを説明します。

まずは先に手すり部分を曲げます。小さい部分なので、ピンセットを使用した方が作業しやすいです。手すりを曲げた後で、階段裏から段差部分の隙間に、デザインナイフの刃を刺していきます。すると段差部分のパーツが上手く回転して段差ができます。ピンセットなどで摘まんで作業するよりも簡単です。

上手くできない場合は階段の手すり部分を切断して、キットの階段のモールドの側面に手すりだけ接着してみて下さい。階段の段差は再現できませんが、手すりが付くだけでもずいぶん雰囲気は変わります。手すり部分は何度か折り返し曲げていくと事によって簡単に切断できます。

🐥慣れないうちは、先に階段部分のエッチングパーツを組み立ててから、該当する階段のモールドを削って接着していく事をお勧めします。そうすると、失敗したときは手すり部分だけ接着する事が可能になります。先にモールドを切断すると、階段部分がなくなってしまうので注意して下さい。

🐦下記にお勧めのピンセットを載せておきます。このピンセットは保持力が高く、先端が直線のため、簡単なエッチングパーツを曲げる作業もできます。参考にして下さい。

今回はここで終了です。次回は格納庫脇のエレベーターの加工になります。