【初心者向け】接着式連結キャタピラの組み立て方③~仕上げとまとめ

前回でキャタピラの接着まで終了しました。今回は仕上げとまとめになります。

🐔前回の記事を載せておきます。よかったら参考にして下さい。

【初心者向け】接着式連結キャタピラの組み立て方②

 

=🐣最後の仕上げ=

1.キャタピラの確認

写真1

ここから最後の仕上げになります。組み立て中に手で触れてしまい、キャタピラがズレたり、隙間が空いている箇所があるかもしれないので、接着剤が乾く前に全体を確認します。接着剤が乾いてしまうと修正は難しいので必ずキャタピラを巻き終えた直後に確認します。

2.押し出しピンの修正

キャタピラに付いている押し出しピン跡を修正します。押し出しピン跡とは、プラスチックを金型から押し出して外す外すためのピンの跡です。丸い形で出っ張っている物や、へこんでいる物があります。

写真2

今回のピン跡は出っ張っているタイプだったので、ナイフや平ノミで削る事で処理できます。最初に全部処理してもいいのですが、片側だけでも100枚近くのキャタピラを処理しなくてはいけないので、とても面倒です。そのため組み立ててから見える部分だけを処理していきます。模型用の平ノミで見える範囲のピン跡を削っていきます。

写真3

車体外側の見える範囲だけなので、10箇所程度で済みました。上部転輪にかかるキャタピラは、下から覗かない限り見える事はないので処理していません。

🐥この作業は接着剤が乾く前に行うと、キャタピラがピン跡を削る際にズレてしまうので接着剤が乾いてから作業をして下さい。

へこんでいるピン跡の場合は、パテを爪楊枝などで見える範囲のピン跡に盛って、乾燥後に平ノミでパテを削って平らにします。後に汚し塗装をするので、ヤスリがけは必要ないです。

これで最後の仕上げは終了です。

=🐣まとめ=

初心者の方でも上手く組み立てるコツを載せておきます。

1.製作時間を確保して作業をする

2.片側ずつ、可能ならば日付を変えて作業する

3.誘導輪でキャタピラの長さを調節する

以上の3点です。

慣れないうちは、パーツ切り離しなどの時間も含めて、片側で2時間程かかると思って作業をするのがいいと思います。途中でやめてしまうと、次回作業時に修正やキャタピラの接着が上手くいかない事があります。1周巻き終えるまでの時間を確保して作業する事をお勧めします。

片側ずつ日付を変えて作業する事もお勧めです。接着剤が乾く前に手で触れてしまって、知らないうちにキャタピラがズレてしまう事はよくあります。焦らずに日付を変えて、ゆっくり作業する事をお勧めします。

前回の記事で説明したように、誘導輪で長さを調節します。起動輪側で長さを調節する事は結構大変なので、誘導輪を可動にして長さ調節する事をお勧めします。誘導輪にクランク状のパーツがなく可動できない場合は、誘導輪と車体を接着する穴の部分の直径を1mm程大きくします。すると、多少誘導輪が自由に動かせるので、長さの調節が可能になります。

以上で今回の記事は終了です。難しそうですがコツをつかむと、片側1時間程の作業時間で済むので今回の記事を参考にしてみて下さい。初心者の方は、この後どうやって塗装するのかが一番の悩みだと思います。塗装についても後日説明していく予定なのでよろしいお願いします。

🐔今回の記事一覧を載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】接着式連結キャタピラの組み立て方①

【初心者向け】接着式連結キャタピラの組み立て方②