前回は基本塗装について説明しました。今回はフィギュアの塗装の説明になります。
🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】現用戦車の簡単ディテールアップ方法(タミヤ 1/35 M1A2エイブラムス TUSKⅡ)~⑤基本塗装編~
=🐣フィギュアの塗装=
アメリカ陸軍戦車兵の服装は陸軍歩兵と同じで、ドット式の迷彩になっています。これを1/35で完全表現するのは無理があるので、それらしく見えるように塗装していきます。筆塗りで服装部分はタミヤエナメル塗料を使用します。皮膚部分はアクリル塗料を使用します。
🐔以前書いたフィギュア塗装についての記事を載せておきます。上手く見せるコツなども書いてあるので参考にして下さい。
【初心者向け】フィギュア塗装の方法(タミヤ1/35マーダーⅠ)~①準備編~
【初心者向け】1/35フィギュアの製作と塗装法(ドイツ歩兵)~①準備編~
1.頭部の塗装
先に頭部を塗装します。ゴーグルをしているので皮膚部分は目から下のみになります。皮膚部分はしっかりツヤをけした状態で塗装します。
🐔以前書いたフィギュアの皮膚塗装についての記事を載せておきます。参考にして下さい
【初心者向け】フィギュア塗装の方法(タミヤ1/35マーダーⅠ)~③肌の基礎塗装編~
【初心者向け】フィギュア塗装の方法(タミヤ1/35マーダーⅠ)~④肌の塗装編~
【初心者向け】1/35フィギュアの製作と塗装法(ドイツ歩兵)~④顔の下地塗装編~
【初心者向け】1/35フィギュアの製作と塗装法(ドイツ歩兵)~⑤顔の塗装編~
2.服の基本塗装
説明書の塗装指示通りの色を使用します。まずはXF57バフを全体に写真1のように塗ります。衣類部分をしっかりつや消しをすると上手く見えるので、フラットベースを使用してツヤを消します。
🐥腰より下は車輌に隠れて見えないので、腰部分までしか塗装しません。迷彩塗装は大変なので、ハッチから見える部分までの塗装で済ましてしまいます。
3.迷彩塗装その1
最初に、説明書通りXF57バフとXF24ダークグレイを1:1で混合したもので、ドットタイプの迷彩塗装を行います。まずはドットは無視して写真2のように迷彩塗装をします。
次に塗装の境目に細い筆で点をつけるように塗装して、迷彩塗装がドット柄っぽく見えるようにします。また写真3のように全体に点をつけていきます。点が大きくならないように注意します。
4.迷彩塗装その2
今度はXF24ダークグレイでドットタイプの迷彩を塗装していきます。最初の迷彩よりも塗る面積が小さいので、最初から点をつけるようにして写真4のように塗装していきます。また最初の迷彩と同じように全体にダークグレイの点をつけていきます。
最後に迷彩塗装をした箇所に、写真5のようにXF57バフで点をつけていきます。
5.陰影をつける
XF57バフにXF63ジャーマングレイを混ぜたものを、写真6のように服のシワ部分や服の境目など影になる箇所に塗装します。強調させたい部分や深いシワ部分にはややジャーマングレイを多めにしたもので塗装します。手袋部分はXF24ダークグレイで塗装します。
次に明るい箇所の塗装をします。バフはもともと薄い色なので、XF2フラットホワイトに少しだけXF57バフを混ぜたものを使用します。これをドライブラシで写真7のように塗装します。迷彩が消えないようにしっかりと筆の塗料を拭き取ってからドライブラシをします。
🐥ドライブラシとは、まずは乾いた筆に塗料をつけて出っ張った箇所などに、筆で叩くように塗って立体感を出す塗装法です。塗料をつけすぎると失敗しやすいので、塗料を筆につけた後にティッシュなどで一度塗料を拭き取ってからやると上手くいきやすくなります。
最後にグローブにも写真8のように陰影をつけて終了です。
若干迷彩が粗く見えますが写真9のように遠目で見ると、それなりにドットタイプの迷彩塗装にみえます。
戦車兵は防弾ガラスに囲まれているので、ハッキリと見える事はないので、しっかりとしたドット柄にしなくてもそれらしく見えるようにすれば問題ないです。
だいたい作業時間は2時間半ぐらいでした。一気にやるのは大変なので何回かに分けて作業する事をお勧めします。
今回はここで終了です。次回はスミ入れになります。