前回は製作するキットや道具について説明をしました。今回は車体の組み立て作業になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】単色塗装車両の楽しみ方(タミヤ 1/35 JSU-152)~①準備編~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.303 ソビエト陸軍 重自走砲 JSU-152
=🐣パテ盛り作業=
先に合わせ目処理のためのパテ盛り作業を行います。先に主要なパーツのパテ盛りをしておけば、パテの乾燥時間を待つ必要は無くなり作業がスムーズに進みます。
写真1のように燃料タンク、砲身部分の合わせ目にパテを盛り付けます。写真1右上のパーツは砲塔基部のパーツで、パテ盛りをしていますが上から防盾パーツを被せるのでパテ盛りは必要ないです。燃料タンクと砲身部分の合わせ目だけパテ盛りして下さい。

燃料タンクには溶接跡のモールドがあります。ヤスリがけの際に削り取らないように注意して下さい。
古いキットだと燃料タンクの溶接跡が再現されていない物も多いです。合わせ目部分に伸ばしランナーで溶接跡を作ったり、接着剤を多めに付けてわざと接着剤をはみ出させて溶接跡を作れば、合わせ目の処理をする必要なく溶接跡も再現する事が可能になります。
先にパテ盛りをしておけば、焦らずゆっくりヤスリがけができます。ヒケが発生しても取り付けまでに時間の余裕があるので、ためらいなく重ねてパテを盛り付ける事ができます。
=🐣足回りの組み立て=
今回は塗装がメインなので組み立ては気になる箇所だけ説明します。
まずは車両の汚れ具合を決めておきます。足回りの奥まった部分に泥汚れを付着させる場合、転輪を接着してからだと最も泥が溜まりそうな奥まった部分に泥を付着させるのが難しくなります。ドロドロの汚れを加えたい場合は写真2のように、転輪を接着する前に泥汚れを加えていきます。
🐔泥汚れ表現にはタミヤテクスチャーペイントのダークアースを使用しています。テクスチャーペイントを使った泥汚れ表現について詳しく説明した記事を下記に載せておくので、こちらを参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!タミヤテクスチャーペイントを使った泥汚れの製作方法(タミヤ 1/35 M10駆逐戦車)~①準備編~

🐦️下記に今回使用したテクスチャーペイントを載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.109 情景テスクチャーペイント (土 ダークアース)
=🐣キャタピラのピン跡埋め=
キャタピラは部分連結式なのですが、パーツ裏面に押し出しピンの跡が残っています。内側のピン跡は転輪に隠れるので目立たないですが最も外側のピン跡は意外と目立ちます。
写真3のように外側のピン跡にパテ盛りします。写真だと左右のピン跡にパテ盛りをしましたが、車両外側にあたる片方の部分だけで問題ないです。

ピン跡処理は起動輪や誘導輪より下の部分だけで大丈夫です。上面は下から覗き込まないと見えないので問題ないです。ピン跡は無数にあるので、一見面倒な作業に見えますが下面で最外側のピン跡のみ処理をするので、それほどの数はないですし組み立て前だとヤスリがけも楽にできます。ちょっと目立つ部分なので、気になりそうと思った人はピン跡の処理を行ってみて下さい。
=🐣牽引ワイヤーの製作=
牽引ワイヤーはキット付属の糸を使用します。糸を使ったワイヤー表現はちょっと面倒に思えますがコツを掴むと簡単です。金属製ワイヤーよりも形を作りやすいので、複雑な形状で束ねる事ができるのが大きな利点です。簡単な製作のコツを説明するので、参考にしてみて下さい。
まずは写真4のように、指定の長さに切った糸をフックパーツに接着します。接着には普通のプラスチック用接着剤でも問題ないですが、しっかり固着させるために丸1日放置させて下さい。
このままだと糸がフニャフニャなので、糸全体にプラスチック用接着剤を塗ります。接着剤を塗ると糸が少し固くなるので、ワイヤーの形を作るのが楽になります。

接着剤がしっかり乾燥したら、写真5のように片側のフックを取り付けます。
🐥フックパーツの穴に糸を差し込むタイプなら問題ないですが、切り込みに糸を合わせるタイプは裏側が見えないようにフックの向きに注意して下さい。切り込みが見えてしまうようなら、パテなどで切り込みを埋めて下さい。

反対側のフックを写真6のように取り付けます。フックの位置や向きが決まっている場合はこの時点でフックを接着します。ワイヤーの形状は気にしないで、まずは左右のフックを所定の位置に取り付けます。

両端のフックを接着したらワイヤー部分の形を作ります。ワイヤー自体は真鍮線のように曲げた形で保持できないので、車体と接する部分に流し込み用接着剤を流し込んで、糸と車体を接着しながら形を作ります。
ワイヤーの取り付けがを終えた状態が写真7になります。ワイヤーを車体から浮かせる部分は、接着剤で固定しないようにして下さい。

左右の牽引ワイヤーを取り付けた状態が写真8になります。

ワイヤーを車体に接着すると塗装が難しくなると思いますが、ワイヤーをエナメル塗料で塗装するようにすれば、はみ出した部分は溶剤で拭き取る事ができるので問題ないです。
金属製と比べると糸で作った牽引ワイヤーはやや質感で劣りますが、曲げやすいので複雑な形状で固定する場合は糸の方が適しています。銀色でドライブラシを行えばそれなりの質感は出るし、なにより流し込み用接着剤で手軽に固定できるのは大きな利点です。糸部分に通常のプラスチック用接着剤を染み込ませばそれなりに固くなるので、作業もしやすくなります。
ワイヤーはついつい金属製の物に変更したくなりますが、糸ワイヤーでもそれなりに利点があります。その辺をよく考えてから使用を選択してみて下さい。
=🐣車体上面ハッチの取り付け=
車体上面ハッチは少し厄介です。機銃架のあるハッチに戦車兵を乗せる場合は、ハッチの外枠を接着する前にフィギュアを塗装して乗せて下さい。ハッチの開口部が大きいので塗装後に搭載できるように見えますが、フィギュアの両肩が干渉して完成後では取り付けが不可能です。今回は気付くのが遅く、がっつり外枠を接着してしまったのでフィギュアを乗せずにハッチは閉状態にして製作しています。

無砲塔車両なので開口部が少なく、前回のキングタイガーのように真鍮線を外から動かして行う取り付け作業も難しいです。事前にフィギュアの塗装を済まして接着してから、マスキングをして車両塗装に対応するようにして下さい。
🐔外側から真鍮線を動かしてフィギュアを取り付ける方法について説明した記事を下記に載せておきます。今回は使えませんが砲塔のある車両には有効です。困った時は参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!車両に合わせた歩兵フィギュア改造方法(ドラゴン 1/35 キングタイガー)~⑤フィギュアの配置とポーズ決め編その2~
=🐣泥汚れの付着=
組み立てが終了したら、テクスチャーペイントで泥汚れを付着させます。テクスチャーペイントの色に惑わされないようにして、テクスチャーを付着させる事だけを意識しながら泥を付着させて下さい。
付着の方法は前述したテクスチャーペイントの記事を参考にして下さい。






これで組み立て作業は終了です。次回は下地塗装になります。
