【初心者向け】軍用トラック製作方法(AFVクラブ M54A2 ガントラック)~⑧基本塗装編~

前回は下地塗装について説明をしました。今回は基本塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】軍用トラック製作方法(AFVクラブ M54A2 ガントラック)~⑦下地塗装編~

🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣荷台の塗装=

タミヤアクリル塗料XF62オリーブドラブで、写真1、2のように荷台内部を塗装します。下地塗装で付けた明暗と塗装剥がれ表現を消さないように、通常よりも少し薄めにした塗料を使用します。

写真1
写真2

=🐣車体の塗装=

車体全体をタミヤアクリル塗料XF1フラットブラックで塗装します。下地塗装で付けた明暗や塗装剥がれが消えないように、通常より少し薄めにした塗料を使用します。

基本塗装が終了した状態が写真3~7になります。

写真3

荷台部分の装甲板は直線で単調な形状なので、荷台の縁にだけマスキングテープを貼ってマスキングをしました。吹き付ける色が黒のため、多少はみ出してもあまり目立たないので、縁部分のマスキングだけで十分だと思います。

写真4
写真5
写真6
写真7

=🐣細部塗装=

タイヤや排気管などの細部塗装をします。

写真8の表示板は黄色で塗装するのですが、黒地だと上手く塗料がのらない場合があります。何度か重ね塗りをしても上手く塗れない時は、異なる塗料で重ね塗りをしてみて下さい。

写真8

写真9はタミヤエナメルカラーとアクリルカラーのイエローです。エナメル塗料とアクリル塗料はどちらを重ね塗りをしても、互いの塗膜に影響する事はないです。

そのためアクリル→エナメル→アクリルの順で薄く重ね塗りを繰り返すと、下地が溶け出す事なく色を出すことができます。薄い重ね塗りを繰り返すので、単一塗料の重ね塗りよりは厚くならずに済みます。白や黄色など下地の色に影響されやすい色の塗装で困っている方はちょっと参考にしてみて下さい。

写真9

🐔今回のように、異なる塗料の重ね塗りをしたフィギュアの塗装記事を下記に載せておきます。興味のある方は読んでみて下さい。

【初心者向け】対戦車砲と榴弾砲の違いを比べながら製作!(タミヤ 1/35 ナースホルン フンメル)~⑭フィギュアの白服塗装(ナースホルン)編~

=🐣デカール貼りとコーティング塗装=

デカールを貼ってから、ツヤの整えと塗膜の保護のためにタミヤアクリル塗料XF86フラットクリアーを吹き付けて車体全体をコーティングします。荷台内部にもコーティング塗装をするのを忘れないようにして下さい。

付属のデカールは少し厚くやや硬めなので、そのままだと凹凸部分に馴染みにくいです。そのためデカール軟化剤の使用をお勧めします。

コーティング塗装が終了した状態が写真10~12になります。

写真10

つや消しの車体に余白の多いデカールを貼ると、光の当て方によっては余白部分が白く見えて目立ってしまう場合があります。

これは、デカールが車体に密着していないと発生してしまう現象で、つや消し面のようなざらざらした表面にデカールを貼ると発生しやすくなります。気になる方は事前に大判デカールや余白が多いデカールを貼る部分にクリアーを吹き付けて、表面を滑らかにしてからデカールを貼ってみて下さい。

デカールを貼った後に、つや消しでコーティングをすればツヤは均一になります。

写真11

今回はクリアーの吹き付けはしなかったのですが、思った以上に白く目立ってしまったので少し後悔しています。車体の色が黒というのも影響ありそうなので、黒塗装に余白の多いデカールを貼る場合はクリアーの吹き付けをお勧めします。

写真12

コーティング塗装が終了したらマスキングを剥がします。

今回はここで終了です。次回は汚し塗装になります。

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