前回は足回りの製作をしました。今回は戦闘室内部の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】対戦車砲と榴弾砲の違いを比べながら製作!(タミヤ 1/35 ナースホルン フンメル)~③足回りの製作編~
=🐣オープントップ車両の製作について=
戦闘室内部が完成後にそのまま覗けるのがオープントップ車両の見せ場なのですが、屋根がないため組み立てや塗装の順番で悩んでしまいます。
今回は砲部分や組み立ててしまうと塗装が面倒になるパーツは別にして下地塗装や基本塗装をします。その後戦闘室内部や砲部分の細部塗装や汚し塗装をしてから車体と接着し、迷彩塗装などの外部塗装をしていきます。
オープントップ車両はある程度塗装の事を考えながら組み立てた方が全体の作業が進めやすくなるので、塗装の方法や順番で悩んでいる方はちょっと参考にしてみて下さい。
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.335 ドイツ陸軍 重対戦車自走砲 ナースホルン
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.367 ドイツ重自走榴弾砲 フンメル 後期型
=🐣戦闘室内部の製作(ナースホルン)=
今回はナースホルンの戦闘室製作を説明していきます。
まずは左右の装甲板を接着します。今回は付属のフィギュアをそのまま使用するので問題ないですが、他キットのフィギュアを使用したり、付属フィギュアのポーズを変更する場合は、左右どちらかの装甲板は外したままにして、砲を仮組みした状態でフィギュアを合わせるようにした方が作業が楽になります。
左右の装甲板を接着した状態が写真1、2になります。ピン跡埋めの参考にして下さい。
左右の砲弾ラックは、外した状態で塗装をして砲弾を詰めた状態で戦闘室に接着します。

機銃は塗装後の後付けが難しいので接着しましたが、弾薬箱は塗装後に接着する事にします。戦闘室内部のパーツは塗装と後付けどちらの方が難しいかを考えながら組み立ててみて下さい。

後部や前部の装甲板も写真3のように接着します。砲部分は説明書通りに、戦闘室の装甲板を全て接着してから取り付けます。

部品番号B3、4パーツには、写真4の丸で囲んだ部分に押し出しピン跡があります。B3、4パーツはピン跡の処理をする必要ないように見えますが、実はこのキットで一番目立つピン跡になります。

他のピン跡は戦闘室を覗かないかぎり見えないのですが、丸で囲んだ部分のピン跡は普通に外から見えてしまいます。ピン跡が気になってしまう方は、必ず部品番号B3、4パーツのピン跡を事前に処理するようにして下さい。
砲部分は写真4の状態まで組み立てからフィギュアと合わせていきます。ハンドルや照準器は砲手のフィギュアに合わせて接着した方が位置決めしやすいので、先に接着しないようにして下さい。

まずは座席部分を接着して固着するまで放置します。座席部分が固着してない状態だと、砲手の位置が定まらないので注意して下さい。
座席が固着したらフィギュアを写真5のように座席に乗せて、ハンドルや照準器をフィギュアに合わせながら接着します。頭部は照準器の位置が決まったら接着するので、この段階では取り付けないようにします。フィギュアの両手が固着した状態だと微調整が難しいので、できるだけ半乾きの状態で作業をして下さい。フィギュアがぐらつくようなら、両面テープなどで固定して作業をします。
照準器やフィギュアの両腕を微調整しながら、接着位置を決めていきます。胴体と腕の間に隙間が発生しても、パテで埋めるので隙間は気にせずに砲部分にしっかりフィットさせる事を優先させて下さい。

照準器の位置が決まったら写真6のように、照準器に合わせて頭部を接着します。ここも隙間を気にしないで、照準器に頭部がフィットする事を優先させて下さい。

位置決めが終了したら写真6の状態でそのまま放置します。頭部や腕が固着する前にフィギュアを外してしまうと、外す際に腕や頭部の位置がズレてしまう場合があるので、ここは焦らずにこのまま固着するのをしっかり待って下さい。
フィギュアを外したら砲部分に防盾を接着します。防盾を接着したら写真7~9のように、砲部分を車体に仮組みをします。砲部分は別で塗装をするので、取り外しや取り付け時に大きく干渉する部分が有るかしっかりと確認して下さい。

多少干渉する場所はありましたが、塗料が大きく剥がれる感じではなかったので、とくに手を加えずにそのまま製作を続けていきます。大きく干渉する場合は、干渉部分を削ったり砲部分の取り付け基部を削って取り付けや取り外しが楽にスムーズになるように調節をします。


今回はここで終了です。次回はフィギュアの製作になります。