前回は簡単なディテールアップ方法を説明しました。今回は簡単ディテールアップの続きになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ポリパテを使用したツィンメリットコーティング方法(タミヤ 1/35 タイガーⅠ型後期生産型)~⑧簡単ディテールアップ編その1~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.146 ドイツ陸軍 重戦車 タイガーI 型 後期生産型
=🐣専用エッチングパーツの取り付け=
今回は写真1のタミヤから発売されているタイガー戦車用のエッチングパーツを使用します。エンジングリルのメッシュだけになりますがお手軽な値段で初心者にも簡単に扱えます。使用した時の効果も高いので、ちょっと手を加えてみたいという方にはお勧めです。
🐦️今回使用したエッチングパーツを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.179 ドイツ陸軍 重戦車 タイガーI シリーズ エッチンググリルセット

エッチングパーツを接着した状態が写真2の左側になります。接着ガイドがないので、ズレないようにグリル部分に接着するようにして下さい。
瞬間接着剤でメッシュの目が埋まってしまった場合は、針などで穴を開けるようにします。

エンジングリルのメッシュ部分は取り付けが簡単で効果も高いので、エッチングパーツを使ってみたいけどハードルが高いと感じている人にはお勧めです。
=🐣排気管の突起の取り付け=
キットでは省略されている排気管の突起を製作します。
写真3は砲塔予備キャタピラ留め具の工作で使用した、モデルカステンから発売されているタイガー初期型用の可動式キャタピラに付属しているパーツになります。赤丸で囲んだ部分が排気管の突起パーツになります。

このパーツを写真4の丸で囲んだ位置に接着します。

目立たない箇所なので無理に再現する必要はないですが、キャタピラ留め具でモデルカステンのパーツを使用した場合は、ついでにこの部分のディテールアップをお勧めします。
=🐣ジャッキ台の製作=
ジャッキ台は木目のモールドが無くツルツルな状態になっているので、ケガキ針などで削って写真5のように木目のモールドを再現します。毛羽立った部分はヤスリがけなどをして、表面を整えて下さい。

木目の方向を決めて針でけがくだけなので、とても簡単な作業になります。上から塗装をするので効果はそれほど目立たないですが、木目のモールドが省略されている場合にはそれなりの効果があります。
最近発売されたキットでも、金型の関係で木箱側面などはモールドが弱い事が多いです。物足りないと感じた場合は、木目のモールドを追加してみて下さい。
=🐣サイドフェンダーの取り付け=
サイドフェンダーは写真6のように一体化されています。このままだとちょっと物足りないので、フェンダーを一枚ずつに切り離します。

エッチングソーなどで写真7のように切り離します。通常のノコギリだと隙間が大きくなってしまうので、こういった部分の切り離しはエッチングソーの使用をお勧めします。
🐦️エッチングソーはスジ彫りの追加や修正に使用する事が多いですが、プラスチックを隙間無く切断するにも適した道具になります。車のドアなど閉じた部分を開状態に加工するにも重宝するので、持っておいて損はしない道具です。下記に載せておくので参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) クラフトツールシリーズ No.94 精密ノコギリ エッチング製

切り取ったサイドフェンダーを写真8、9のように取り付けます。そのままきれいに接着すると、サイドフェンダーを切り離した事があまり目立たないので、少しずつフェンダーの傾きをズラして接着して解りやすいようにしています。

サイドフェンダーを切り離して接着する場合、取り付ける角度がいまいち解り難くなります。サイドフェンダーを切り離す前に仮組をして、マスキングテープなどで取り付け位置のガイドを作っておくと、取り付け角度で迷う事がなくなります。

今回のように一体化されたパーツを切り離すだけでも雰囲気がガラリと変わります。複雑な形状の物や可動部分でなければ、比較的簡単に切り離す事ができるので、気になる箇所を見つけたらちょっと試してみて下さい。
今回の記事はここで終了です。次回はディテールアップ作業の続きになります。