前回で完成したので、今回は簡単なまとめになります。
=🐣キットについて=
比較的作りやすいキットでしたが、サスペンションが可動するようになっているので、足回りの組み立てがちょっと面倒です。全てのサスペンションを可動させると、キャタピラを巻いた際に、キャタピラの圧力によってサスペンションが上がってしまい車高が少し低くなってしまうので注意して下さい。
サスペンションの可動は楽しみたいけど、車高が低くなるのはちょっとという人は、両端の転輪を固定すれば車高はそのままで、サスペンションの可動も楽しめるのでやってみて下さい。
🐥キャタピラを別売りの連結可動式のキャタピラに変更しても、車高を低くせずに可動が楽しめます。
=🐣泥汚れについて=
今回は、泥汚れを塗装前に付着しました。塗装前に泥を付着させると塗装が面倒と考える人もいると思いますが、この方が泥汚れと車体が一体化しやすいです。
車体にはスミ入れなどをして立体感を出しているのに、泥汚れにスミ入れなどの作業をしていないと泥汚れが車体から浮いて見えてしまいます。塗装前に泥を付着させて、車体と同じ流れで塗装をすれば泥汚れが落ち着いた感じになります。
泥部分の塗装が面倒と思われそうですが、泥のモールドが付いたキットだと思って塗装をすれば抵抗なく作業ができます。
塗装前なのではみ出しなども気にしないで作業ができるし、仮に失敗してもナイフなどで削り取る事も可能です。
塗装後に泥を付着させて自然な感じにするのは、結構な技術が必要です。泥汚れが上手く出来なくて悩んでいる人は、塗装前に泥の付着をしてみて下さい。テクスチャーペイント自体の色に誤魔化される事もないので、自分の製作したい感じの泥汚れを比較的簡単に製作できると思います。
泥汚れの表現で悩んでいる人は、是非一度試してみて下さい。
=🐣塗装にについて=
いつものように、白、黒で明暗をつけてから基本色で吹き付けています。下地塗装の段階で傷や明暗を付けておくと、基本色を塗装しただけでもいろいろな表現が可能になります。
迷彩塗装でなければ、白、黒、基本色の3色だけで出来るし、混色の必要もなく、とくに難しい技術も必要ないので初心者にはお勧めの塗装法です。注意点は、下地を黒にする事で塗り残した部分があっても目立たなくなるようにしているため、黒の下地塗装だけはしっかり塗り残しのないようにする事です。
=🐣まとめ=
今回は組み立てよりも塗装に重点をおいて説明をしました。汚し塗装はいろいろ難しいを思われがちですが、塗って拭き取っての繰り返しをすれば、自然といい感じの汚れになっていきます。
一度の行程で上手い汚し塗装をするのは、かなりの塗装技術が必要です。早く完成させたい気持ちもあると思いますが、汚し塗装は自分が納得するまで、じっくりと塗装と拭き取りを繰り返して製作する事をお勧めします。
今回の記事はここで終了です。汚し塗装にはいろいろなやり方があるので、自分に合った塗装方法を探してみて下さい。
🐦️今回使用したキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.254 アメリカ陸軍 戦車 M26 パーシング プラモデル 35254
🐦️別売りの荷物セットもあるので、簡単なディテールアップも可能です。下記に載せておくので参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.229 連合軍 車輛アクセサリーセット プラモデル 35229
🐦️タミヤテクスチャーペイントは、盛り付けるだけで凹凸のある泥汚れができるので初心者の方にもお勧めです。ダークアース、草のカーキ、ライトサンド、ダークグレイの4種類があれば色々な泥汚れが表現できます。下記に載せておくので、参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.109 情景テスクチャーペイント (土 ダークアース)
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.110 情景テスクチャーペイント (砂 ライトサンド) 87110
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.117 情景テスクチャーペイント (草 カーキ) 87117
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.115 情景テスクチャーペイント (路面 ダークグレイ) 87115
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。