前回は機首とエアインテークの接着をしました。今回は機体の組み立ての続きになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ハセガワ 1/72 F/A-18E スーパーホーネットを効率良く製作する~⑦機体の製作編その2~
=🐣武装パーツの組み立て=
装備する武装が決まったら武器の組み立てをします。
🐥対空ミサイルのみ装備する場合は、パテ盛りの必要はないので急ぐ必要はないですが、FLIRポットだけは合わせ目の処理が必要なのでポットだけは先に組み立てておいた方がいいです。
爆弾は機体の塗装後に接着しますが、機体の完成後に組み立てて合わせ目を消すのは面倒なので、機体のパテ盛り作業をしている時に一緒に組み立てておきます。
今回は翼の左右に燃料タンクは取り付けないで、3つのパイロンすべてに爆弾を装着させます。写真1のように左右3個ずつの爆弾を組み立てます。爆弾のフィンパーツが別になっているものは合わせ目処理の邪魔になるので、フィンは処理後に接着します。
写真2のように合わせ目にパテ盛りをします。FLIRポットと燃料タンクにも忘れないようにパテ盛りをして下さい。
パテの乾燥待ちのため1日放置します。ヤスリがけは急がないので、機体の塗装までに終わるように作業の合間などに行います。
🐦️今回使用した別売りの武装パーツセットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
ハセガワ 1/72 アメリカ空軍 U.S.エアクラフトウェポンVI スマート爆弾セット プラモデル X72-11
=🐣パテ盛りの確認=
パテ盛りした部分にヒケが発生していないか確認します。ヒケが発生した部分には、もう一度上からパテ盛りをします。10分程度で終わる作業なので、パテ盛りをした次の日にやっておくと作業がスムーズに進みます。
=🐣主翼のやすりがけ=
前回パテ盛りした主翼部分のヤスリがけをします。機体部分のヤスリがけは主翼接着後でも可能ですが、主翼裏の部分は機体に接着した後だとヤスリがけがやり難くなるので、優先して接着前にヤスリがけをします。
=🐣機体のヤスリがけ=
1.機首のヤスリがけ
前回機首部分にパテ盛りをした際、モールドにパテが付着しないように写真3のようにマスキングをしました。
このままヤスリがけをすると、マスキングテープを剥がした時にパテの段差ができてしまうので写真4のように一度マスキングテープを剥がします。
このままヤスリがけをしてもいいのですが、マスキングをしたモールドを削ってしまうのではと心配になります。そのためもう一度マスキングをするのですが、少しずらして写真5のようにパテの段差にかからないようにマスキングテープを貼ります。
これでパテの段差とマスキングテープがズレたので、マスキングテープを剥がしてもパテの段差が残ることはないです。
パネルラインが消えないように、エッチングソーでパネルラインを深く彫りながらヤスリがけをします。600番の紙ヤスリでパテを削って平らにし、1000番で表面を滑らかにします。ヤスリがけが終了した状態が写真6、7になります。
2.機体後部のヤスリがけ
機体後部のヤスリがけをします。写真8の赤いラインはパネルラインになるので、ヤスリがけをしながらエッチングソーで彫っていきます。直線なので難易度は低いですが、上下のラインが繋がるように彫って下さい。
ここもモールドがパテ盛り付近にあるので、写真9のようにマスキングテープで軽くガードしておくと安心してヤスリがけはできます。強くヤスリがけをするとマスキングテープも削れてしまいますが、小まめに貼り直しながら作業をすれば大丈夫です。
写真10の丸で囲んだ部分の処理作業はやや面倒です。
とくにコツなどはありませんが、焦らず丁寧に合わせ目の処理をするようにして下さい。エアインテークの接着具合によっては、機体のパネルラインがズレてしまいますが、ラインが斜めになっているのでやや強引に上下のラインが繋がるようにエッチングソーで彫ってしまいます。この部分は下面であまり目立たないので、ちょっとしたズレならば多少強引にラインを繋げれば問題ないです。
写真11の丸で囲んだ部分は、上下のラインが少しズレていたのですがそのまま強引に上下のラインを繋げてみました。
よく見るとやや曲がっているのが解りますが、ラインが斜めなのと、ちょうど曲面にかかっているため、ぱっと見るだけだとほぼ直線に見えます。
ヤスリがけが終了した状態が写真12、13になります。
今回の機体の合わせ目処理作業が、このキットの製作で一番の難所だと思います。作業自体は難しくないですが、急いで終わらせようとすると失敗しやすくなります。焦らずにゆっくり丁寧に作業をすれば問題ないので、充分な時間を取って作業をする事をお勧めします。
今回はここで終了です。次回は主翼の接着になります。