前回で製作は終了したので、今回は簡単なまとめになります。
=🐣キットについて=
両方ともパーツ数が多いので、組み立てにはそれなりの時間が必要になりますが、特別難しい作業はないです。完成を焦らずに丁寧に製作すれば、しっかりと形になるので腕試しにはもってこいのキットだと思います。
また、タミヤのキットは通常説明書は一枚紙を折り畳んだ物ですが、両方とも冊子状の説明書になっています。冊子状の説明書はめくるだけでも特別感が感じられるので、機会があったら是非製作してみて下さい。

車体は似た感じでも、砲の違いによって雰囲気は随分変わってきます。どちらを購入すればいいか悩んだ時は、プロポーションの好みで購入するのも良いと思います。

それでも悩んでしまう場合は、フィギュアを合わせた完成状態を考えてみて下さい。
ナースホルンはフィギュアが戦闘室内部の配置場所にピッタリ収まりま。そのため、組み立てと塗装をするだけで戦闘中の緊迫した状況を再現する事が可能です。キットをさっと組み立てるだけで、戦闘中の情景を作りたいという方はナースホルンがお勧めです。

一方フンメルはアクセサリーパーツも多く、フィギュアはそれなりに汎用性があるので、配置場所の自由度はナースホルンよりもかなり高くなります。 自由に小物やフィギュアを配置するのが楽しい方にはフンメルをお勧めします。

🐦️今回使用したキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.335 ドイツ陸軍 重対戦車自走砲 ナースホルン
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.367 ドイツ重自走榴弾砲 フンメル 後期型
=🐣互換性について=
車体が似ているのでフンメルを射撃状態に製作する場合、ナースホルンのフィギュアをフンメルに流用したくなりますが、対戦車砲と榴弾砲は射撃する際の動作や状況が大きく異なるので互換性は低いです。

アクセサリーパーツやフィギュアの流用を考える場合は、同じ車体を共通点として考えるよりも、砲の種類を共通点とした方が互換性は高くなります。
例えば、ナースホルンのフィギュアはマーダーなどの対戦車自走砲に流用すれば、砲弾や砲に合わせる改造が必要になりますが、ポーズ的には違和感なく使用する事が可能です。

一方フンメルのフィギュアはヴェスペやグリレなどの自走榴弾砲の車体に流用すれば、ポーズの違和感なく使用可能です。また、戦車兵の服装ではないので、牽引型の榴弾砲にも流用可能です。

榴弾砲の砲兵は重い砲弾を何度も装填する必要があるので、比較的動きやすくラフな服装をした兵士が多いです。そのため、整備や補給など力仕事をしている 感じのフィギュアの方が流用しやすいです。別売りフィギュアを探す際の参考にしてみて下さい。

自走砲車両の余りパーツやフィギュアを使いたい場合、もしくは自走砲にフィギュアや小物を加えたい場合は、車体で選ぶのではなく砲の種類を基準にして選択してみて下さい。
🐦️下記にフィギュア付きの対戦車自走砲と自走榴弾砲を載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.364 ドイツ軍 対戦車自走砲 マーダー3M (ノルマンディ戦線)
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.248 ドイツ陸軍 対戦車自走砲 マーダーIII 7.62cm Pak36搭載型
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.370 ドイツ 対戦車自走砲 マーダーI プラモデル
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.358 ドイツ 自走榴弾砲 ヴェスペ イタリア戦線
ドラゴン 1/35 第二次世界大戦 ドイツ軍 Sd.Kfz.138/1 自走歩兵砲 グリレH初期型 with 自走砲クルー
=🐣まとめ=
今回は二つの車両を作り比べてみました。同時に二つのキットを製作するのはちょっと大変ですが、細かな違いを比べながら製作できるので、図鑑を見ているような感覚で製作する事ができます。


今回の記事はこれで終了になります。
作り比べの際に資料などで調べてみると、今まであまり気にしていなかったような違いを知る事ができます。日常生活では雑学レベルの話ですが、模型製作にはどこかで役に立つと思うので、そういった話に興味のある人はいろいろと調べてみながら製作をしてみて下さい。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。参考にして下さい。