前回は芝生の製作をしました。今回は水堀と花の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】上田城を自由に製作してみる(PLUM 1/200 上田城)~⑨草木の製作編その1~
🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
ピーエムオフィスエー 1/200 CASTLE Collection 02 信州 上田城 (真田兜ペーパークラフト付)
=🐣水堀の製作=
水面パーツを取り付ける前に、木の柵部分を写真1のように塗装します。凹部分に濃いブラウンを塗って、薄いブラウンでドライブラシをしています。
写真2は水面パーツで、透明度が低いクリアーパーツになっています。水堀の水は川のように循環していないので、濁った感じでも問題ないですが、透明度の高い水にしたい方は透明レジンなどを使用して下さい。
🐔透明レジンを使用した水堀の製作について説明した記事を下記に載せておきます。興味のある方は参考にして下さい。
【初心者向け】水のある情景の城模型製作方法(童友社 1/350 松本城)~①準備編~
水面パーツは透明度が低いですが、うっすらと底が透けて見えます。そのままだと、地面パーツの色が透けてしまうので、今回はアルミシールを貼って、少し水面が明るくなるようにしてみました。
市販のアルミシールを写真3のように水面パーツ裏側から貼ります。アルミシールは接着面の反対側の方が光沢があるのですが、ベースに合わせてアルミシールを貼るのは面倒なので、水面パーツに貼ることにしました。水面パーツ自体が濁っているので、裏側でもそれほど大きな変化はないのです。
🐦️今回使用したアルミシールを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) メイクアップ材シリーズ No.226 アルミ極薄シール 2枚入り プラモデル用素材
裏側からみた状態が写真4になります。水面パーツの取り付けガイドは、アルミシールを貼る際に邪魔になるので切り取っています。
アルミシールを貼った水面パーツを写真5のようにベースに接着します。接着ガイドを切り取ったので、木工用ボンドを使用して接着をします。
水面の艶が少し物足りなかったので、KATOのさざ波を表面に塗って水面に艶を出します。水面の材料がない場合は、アクリル塗料のクリアーを筆で塗装すれば大丈夫です。塗料で表現する場合は、あまり薄めないようにして少し厚めになるように塗装して下さい。
水面を製作する時は、シーナリーパウダーが飛んで水面に付着してしないように、写真6のようにマスキングテープでガードをしてから作業をして下さい。水面が乾燥するまで、マスキングテープは剥がさないようにします。
🐦️今回水面の製作で使用した素材を下記に載せておきます。参考にして下さい。
KATO ウォーターシステムシリーズ さざ波 24-348 鉄道模型用品
土手に桜を植えた場合は、意図的に水面に花びらを浮かべるのも趣があると思います。自分の考えたイメージに合わせて水面を製作してみて下さい。
=🐣花の製作=
芝生だけではちょっと寂しいので、花を咲かせる事にしました。花は生垣状になった物は販売されていますが、芝生に生えている状態の物は販売されていないので自作する事にします。
まずは写真7のように、木工用ボンドをプラ板の上に出します。
木工用ボンドに製作したい花の色を混ぜて写真8のように、爪楊枝で撹拌します。塗料は水性塗料なら絵の具でも模型用塗料でも問題ないです。今回はタミヤアクリル塗料を使用しています。
爪楊枝の先端を使用して、色付けしたボンドを写真9、10のようにプラ板の上に点付けをしていきます。これが花の大きさになるので、自分のイメージした大きさで点付けをします。小さい方が花らしく見えるので、小さめで製作するのがコツにです。
今回は黄色と白の花を使用する事にします。
ボンドが乾いたら、ピンセットでボンドを剥がしていきます。ボンドをプラ板から剥がす時に、ピンセットで上下左右からクシャっと摘まんでから剥がすと写真12のように花っぽい形になります。
剥がしたボンドを花を咲かしたい場所に置きます。上から固着用のボンドを垂らして接着をするので、先に咲かしたい分の花を芝生上に配置します。
花を配置したら、写真13のように固着用のボンドをスポイトで上から垂らして花を固着させます。
固着用ボンドは、芝生の接着で使用したものと同じ物を使用しています。
🐥大量に敷き詰めるとすぐに花と認識できますが。少量だとホコリやごみが付着したようにも見えてしまうので、できるだけ多く密着するように敷き詰めて下さい。白は形がハッキリしてしまうので、上手く花の形を整えないとおもちゃ感が出やすくなります。白以外の色の方が花っぽく見えると思うので、色にこだわりがなければ白以外の色を使用する事をお勧めします。
最後に樹木などのストラクチャーを配置します。垣根を石垣の柵代わりに使用したり、庭園のように道を造るのも面白いと思います。
🐥当初は雪のテクスチャーペイントを使用して、枯山水を製作しようと思ったのですが、丁度よい場所がなかったので諦めました。このように、考えると色々とアイディアが出てくるので、是非自分の好みに草木や地面を製作してみて下さい。
樹木を植えて完成した状態が写真14~16になります。
上から見た状態が写真17になります。これで地面の製作は終了になります。
今回はここで終了です。次回は建物の塗装になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。