【初心者向け】フルハルモデルを筆塗りで仕上げる(フジミ 1/700 高雄 エッチングパーツ付き)~⑥中央部の構造物製作編その2~

前回は後部煙突の製作をしました。今回は前部煙突の製作になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】フルハルモデルを筆塗りで仕上げる(フジミ 1/700 高雄 エッチングパーツ付き)~⑤中央部の構造物製作編その1~

=🐣前部煙突の製作=

前部煙突は写真1のように艦橋と一体になっています。

写真1

写真2のように煙突の下に艦橋後部のパーツが入るので、煙突と艦橋は同時に取り付けます。

写真2

前回の記事でも説明しましたが、部品番号E26、27のパーツはジャッキステーの取り付け作業の際に邪魔になるので、写真3のように取り外しています。E26、27の接着は煙突のジャッキステーを取り付けてから接着するようにして下さい。

艦橋側面の甲板はリノリウム色で塗装しておきます。

写真3

煙突内部の導板や上部の格子は写真4のようにキットパーツでも再現されています。これでも十分なのですが、エッチングパーツに変更するとかなり見映えが良くなります。

写真4

エントツ内部の導板を斜めに曲げて、部品番号49のパーツを縦に取り付けます。見た目難しそうですが、先に軽く導板部分を曲げてから、部品番号49の切れ込みに合わせるように曲げていけば簡単に写真4のような状態になります。パーツが上手く噛み合ったら裏側から瞬間接着剤を塗って固定させます。

写真4

完成したエントツ内部パーツを写真5のように埋め込みます。煙突上部の格子状パーツは破損防止のため煙突の組み立てが終了したら取り付けます。

煙突前部にある梯子はエッチングパーツで再現するのですが、部品番号E20の梯子パーツを取り付けないと、大きな窪みになってしまうので、エッチングに変更する場合でもE20は取り付けておいた方がいいです。

写真5

煙突パーツにモールドされているジャッキステーのモールドを削り取ります。接着ガイドがないと不安な方は、モールドの一部を残して接着用のガイドにして下さい。

モールドを削ったら、写真6のように配管パーツを取り付けます。ここまでは、煙突を船体に取り付ける前に行った方が作業しやすいです。

写真6

一緒に接着する艦橋パーツにも加工をします。写真7の丸で囲んだ階段のモールドは付属のエッチングパーツに変更するので削り取ります。ここは模型用の平ノミがあった方が作業しやすいです。

🐦️下記に模型用の平ノミを載せておきます。参考にして下さい。

この部分を削り取るにはそれなりの力がかかるので、船体に接着する前に加工しする事をお勧めします。力のかかる作業は船体に取り付けてから行うと、破損の原因になるのでなるべくパーツの状態で行うようにして下さい。

写真7

階段のパーツと扉部分を削った状態が写真8になります。扉は船体に接着してからだと取り付けが難しい箇所もあるので、先に接着しておきます。

写真8

艦橋の加工が終了したら、写真9のように船体に艦橋と煙突を一緒に接着します。事前に仮組みをして位置をしっかり確認してから接着するようにして下さい。

写真9

煙突を取り付けたら煙突のジャッキステーを取り付けていきます。前部煙突の取り付けが複雑なので、船体に接着する前にジャッキステーステーを取り付けると破損する可能性が高くなります。安全に作業を進めるためにジャッキステーは船体に煙突を接着してから取り付けます。

ジャッキステーパーツは写真10のような形状になっているので、写真11の状態で取り付けるにはちょっと無理があります。

写真10
写真11

そのため写真12のように中心で写真12のように、中央部を切断して取り付けます。

写真12

半分に切断したジャッキステーパーツを写真13のように取り付けます。左右のパーツの合わせ目がズレでしまっても、この部分は機銃座などの影になるため、大きくズレていなければ目立たないです。あまり気にしないで作業をして下さい’。

写真13

煙突前部の梯子パーツを写真14のように取り付けます。このパーツは長さを合わせる必要があるので、前部のジャッキステーを取り付ける前に行った方が安全に作業できます。

写真14

煙突のエッチングパーツ取り付けが終了した状態が写真14、15になります。前部煙突のジャッキステーの取り付けは難所の一つです。煙突内部の導板と上部の格子だけエッチングに変更するだけでも高い効果はあるので、加工に自信のない方はキットのモールドをそのまま使用してみて下さい。

写真14
写真16

煙突上部の格子状パーツを取り付ける前に、煙突内部パーツを船体色又は黒で塗装しておきます。煙突の塗装が終了した状態が写真16、17になります。

煙突はできるだけ筆を上から下に動かして塗装して下さい。細かい部分なら問題ないですが、煙突のように上下に長い部分は、筆ムラが横になってしまうと目立つのでできるだけ筆ムラが縦になるようにして下さい。

写真16
写真17

煙突内部の塗装が終了したら、写真18のように格子状のパーツを取り付けます。格子の加工は後部煙突と同じように、先に曲面を製作してから、端の部分を曲げて煙突の大きさに合わせるようにして下さい。

写真18

今回はここで終了です。次回は飛行甲板の製作になります。

🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

コメントを残す