前回は製作に必要な道具などの説明をしました。今回は組み立て前の作業について説明します。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】レジンパーツ入りキットの製作方法(ハセガワ 1/72 スーパーハインド)~①準備編~
=🐣パーツの洗浄=
まずは付属のレジンパーツを洗浄します。レジンパーツは型から剥がれやすくなるように、剥離剤を塗ってからレジンを流し込むのでパーツに剥離剤が付着している事が多いです。剥離剤が付着したままだと、塗料が剥がれやすくなる場合があります。小さいパーツならそのままでも問題ないですが、大きいパーツやよく触れる箇所のパーツはしっかりと剥離剤を剥がしておく事をお勧めします。
レジンパーツは写真1のように、型に流し込んだときの湯口が付いた状態になっている事が多いです。製作時にはこの湯口を切断してパーツを切り出していきます。紛失を防ぐために洗浄する際はパーツを切り離さないで、湯口が付いた状態で洗浄する事をお勧めします。
自宅にメガネ用の超音波洗浄機を持っている人は、中性洗剤を少量混ぜてた水を使用して洗浄機で洗って下さい。洗浄が終了したら水ですすぎ洗いをして写真2のようにティッシュやタオルの上に置いて乾燥させます。
超音波洗浄機がない場合は、コップやお椀に中性洗剤を’混ぜた水を入れてレジンパーツを浸します。その後、歯ブラシや、少し硬めの筆で表面を軽く擦り剥離剤を剥がし、最後に水ですすぎ洗いをして終了です。
=🐣説明書の確認=
レジンパーツを最初から使用する設定のキットなら、説明書に製作工程が書かれていますが、今回のように後から改造パーツとして封入された物は、写真3のように素になるキットと、レジンパーツの説明書が別々になっています。
レジンパーツと二つの説明書を照らし合わせて製作工程の確認します。それぞれのパーツがどこで使用されているか、どの工程でパーツを接着すればいいのか、しっかりチェックをして下さい。ちょっと面倒ですが、この作業をしないとパーツが余ったり、接着できなくなったりするのでしっかりパーツの場所と工程は事前に確認して下さい。
=🐣デカールの確認=
飛行機模型は結構デカールが重要なので、製作前にデカールの状態を確認しておきます。購入してから日が経ったキットのデカールは劣化している場合があるので、写真4のような不要デカールを使用して劣化しているか確認をします。
🐥飛行機模型やレースカーの模型はデカールが重要なので、購入してから時間が経ったキットは、デカールが劣化していないか確認をしておく事をお勧めします。
ミスに浸けたデカールを、写真5のようにスライドさせます。劣化していると、スライドした際にバラバラになったり、端がボロボロになったりします。
デカールが劣化しているようなら、デカール修復液を使用してバラバラにならないようにします。
🐦️デカール修復液を下記に載せておきます。参考にして下さい。
🐔デカール修復液の使用法について書いた記事を下記に載せておきます。こちらも参考にして下さい。
【初心者向け】劣化してバラバラになるデカールの修復方法(リキッドデカールフィルムの使用法)~その1~
今回はここで終了です。次回は機体の組み立てになります。