前回は外装部分の迷彩塗装をしました。今回はシュルツェン部分の迷彩塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】Ⅲ号突撃砲フルインテリアキット製作方法(ボーダーモデル 1/35 Ⅲ号突撃砲G型)~⑮外装の塗装編その1~
=🐣シュルツェンの迷彩塗装=
シュルツェンの基本塗装は写真1のように外した状態で塗装しています。これから迷彩塗装をおこないます。
まずは写真2~3のように基本塗装をしたシュルツェンを車体左右に取り付けます。車体にスミ入れをする時に外すので、接着はまだしないようにして下さい。シュルツェンは、後方→前方の順で重なっていくので間違えないように注意して下さい。
🐥重ねる順番を忘れてしまった場合は、走行中に草木を巻き込まないような重ね方をすると、自然に前方のシュルツェンが上になるようになります。
まずはXF58オリーブグリーンで緑部分の迷彩塗装をします。シュルツェンと車体の間隔が空いているので、マスキング無しでも大丈夫ですが、端の部分で勢いよく吹き付けると車体にも影響するのでエアの強さには注意して下さい。
🐥マスキングなしだと不安な人は、車両とシュルツェンの間に紙を挟みながら塗装をして下さい。紙を挟むだけでも十分塗料の付着を抑える事が可能です。
車体にした迷彩塗装のパターンを意識して、写真4~5のように塗装をします。シュルツェンが欠損している部分は、迷彩塗装の繋がりを想像しながら塗装をします。
次にXF64レッドブラウンで茶色部分の迷彩塗装をします。車体と同じような感じになるように塗装をします。
シュルツェンは写真8の丸で囲んだ部分で重なっています。そのため重なっている部分の下は迷彩塗装がされていない状態にまっています。通常は車体に装着してから塗装しているので、重なっている部分は迷彩塗装が欠けていると思われます。
この塗装が欠けている部分を表現してみます。
写真9の赤丸で囲んだ箇所は実際に塗装した際にできた迷彩塗装の欠けた部分です。この部分の太さを参考にして、青丸で囲んだ部分のようにXF88ダークイエロー2で迷彩塗装が欠けた部分の塗装をします。筆塗りで行うのでマスキングの必要はないです。
シュルツェンが欠損している部分に行うと、いい感じのアクセントになるので気になる人はやってみて下さい。
🐥片側しか下にならないので、車体右側なら右端、左側なら左端を塗るようにして下さい。一番前のシュルツェンは一番上になるので欠けた部分の塗装は必要ないです。
実際の写真でみると、シュルツェンが中途半端に外れている車両よりも、全て装着させているか1枚もない状態の車両が多い気がします。1枚外れると重なる部分がなくなり安定性が低下し、車体の振動なとで外れやすくなってしまったり、音がうるさくて外されてしまったのかもしれません。
全て外した状態にしても珍しい事ではないので、塗装が面倒な人はシュルツェン無しで製作してみて下さい。
=🐣塗装剥がれ表現=
下地塗装で塗装剥がれ表現をしたので、写真10のようにうっすらと塗装剥がれ表現が残っています。上から塗装しているため少しあせた色になり、古い時期の塗装剥がれや傷に見えるようになります。
このままだと、単調になってしまうのでXF63ジャーマングレイで新しい塗装剥がれや傷を塗装します。下地塗装で行ったようにちぎったスポンジを使用して写真11のように比較的新しい塗装剥がれの表現を加えます。
新しい塗装剥がれの方が目立つので、あまりやり過ぎないように注意して下さい。古い塗装剥がれ部分との比率が1:1程度になるように塗装をします。
写真12が迷彩塗装終了後で、写真13が新しい塗装剥がれを加えた状態になります。
よく触れるハッチ回りなどは、写真13、14のように新しい塗装剥がれ表現を少し多めにすると、いいアクセントになります。
このように、塗装剥がれや傷の表現を新しいものと古いもので塗り分けると、塗装剥がれ表現全体が落ち着いて見えるようになります。塗装剥がれ表現が全部鮮やかな色調だと、強調され過ぎる場合があるので、くすんだ感じの古い傷や塗装剥がれも入れて調節してみて下さい。
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
ボーダーモデル 1/35 ドイツ軍 III号突撃砲G型 後期生産型 w/フルインテリア プラモデル
今回はここで終了です。次回は細部塗装になります。