【初心者向け】Ⅲ号突撃砲フルインテリアキット製作方法(ボーダーモデル 1/35 Ⅲ号突撃砲G型)~⑫下地塗装編~

前回で内部、外装部分の組み立ては終了しました。今回は下地塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】Ⅲ号突撃砲フルインテリアキット製作方法(ボーダーモデル 1/35 Ⅲ号突撃砲G型)~⑪装備品の製作編~

=🐣内部パーツの下地塗装=

内部パーツは塗装しやすいように、写真1のように分割しています。

写真1

タミヤアクリル塗料XF1フラットブラックで、写真2のように全体を塗装します。内部パーツはむき出しになるので、パーツ裏など通常見えない箇所も忘れずにしっかり塗装します。

写真2

次にXF2フラットホワイトを写真3のように吹き付けます。フラットホワイトは強調させたい部分や、光が当たる部分を中心に塗装します。影になる箇所には、フラットブラックが残るようにします。

写真3

戦闘室内部はフラットホワイトで塗装するので、戦闘室内部は下地塗装と基本塗装が一緒になっています。ちぎったスポンジにXF63ジャーマングレイを付けて、上から叩くようにして塗料を付着させて写真4のような塗装剥がれの表現をつけます。

トランスミッションなど、ホワイト以外の塗装で塗る箇所にはこの作業をする必要はないです。

写真4

🐦️塗装用のスポンジセットも市販されています。下記に載せておくので、興味のある方は参考にして下さい。

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これで内部の下地塗装は終了です。

=🐣外装部分の下地塗装=

下地塗装の前に簡単な泥汚れを付けておきます。タミヤテクスチャーペイントのダークアースを写真5~7のように泥を盛りたい箇所に付着させます。立体的な泥汚れを付けない場合はこの作業はしなくても大丈夫です。

テクスチャーペイントは盛り付けて20~30分程度経過すると、表面が少し滑らかになってしまうので、表面を適度に荒らしたい場合は固めの筆で上から叩いて表面を荒らして下さい。

🐦️下記に今回使用したテクスチャーペイントを載せておきます。参考にして下さい。

写真5
写真6
写真7

シュルツェン部分にも写真8のように泥を付着させます。泥を盛り付けすぎると、シュルツェンを取り付ける時に隣同士の泥が干渉してしまうので注意して下さい。

写真8

泥の付着が終了したら、写真9、10タミヤアクリル塗料のXF1フラットブラックで全体を塗装します。足回りなど影になりそうな部分にはしっかり塗り残しのないように塗装します。

写真9
写真10

黒塗装をする時は、シュルツェンは外して写真11のように別にして塗装をします。

写真11

黒塗装が終了したら、写真11、12のようにシュルツェンを装着させます。また後で外すので、接着はしないようにして下さい。

写真12
写真13

シュルツェンを取り付けたら、XF2フラットホワイト強調させたい部分や、光が強く当たる部分を中心にして吹き付けます。白の吹き付けが終了した状態が写真14~16になります。

写真14
写真15
写真16

ここで、もう一度シュルツェンを外します。面倒ですが白塗装の時にシュルツェンを装着させていないと、シュルツェンの影になる部分の明暗表現ができなくなります。外したままで塗装をすると、明暗の位置が矛盾してしまうので注意して下さい。

🐥戦車の砲塔も同じで、黒塗装時は砲塔を外して白塗装時に砲塔を取り付けます。そうしないと、砲塔の影部分が表現できないので注意して下さい。

塗装剥がれ表現を付けたい箇所に、塗装剥がれの表現を付けていきます。

XF1フラットブラックをちぎったスポンジに付けて、叩くような感じで塗装剥がれを表現したい箇所に塗料を付着させて塗装剥がれを表現します。爪楊枝や針などで表面のホワイトだけを削ると、引っ掻き傷になります。太い傷にしたい場合は、筆で傷の大きさを調節します。

塗装剥がれ表現が終了した状態が写真17~20になります。

写真17
写真18
写真19
写真20

🐥塗装剥がれ表現は、基本塗装を少し厚めに吹き付ければ消す事ができるので、失敗を気にしないで作業をして下さい。

これで下地塗装は終了です。今回は内部と外装の下地塗装を一緒に説明しましたが、同時に作業をするとバタバタしてしまうので、塗装に慣れていない人は別々で作業を行う事をお勧めします。

今回はここで終了です。次回は内部パーツの塗装になります。

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

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