前回は泥汚れの製作をしました。今回は下地塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】アメリカ戦車製作方法(タミヤ 1/35 M26パーシング)~⑥泥汚れの製作編その2~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.254 アメリカ陸軍 戦車 M26 パーシング プラモデル 35254
=🐣下地塗装=
明暗をつけた下地塗装を行います。下地で明暗をつけておけば、基本塗装の一色だけで簡単なグラデーションが表現できます。簡単な傷や塗装の剥がれなども、下地塗装の段階でやっておくと以後の作業が楽になります。
1.黒の下地塗装
タミヤアクリル塗料XF1フラットブラックで、写真1~5のように全体を塗装します。泥汚れの部分にもしっかり塗り残しのないように塗装して下さい。全体に黒を塗装しておくと、塗り残しがあっても目立たなくなるのでお勧めです。
黒の塗装後に、泥汚れで気に入らない箇所があったら、追加で付着させたり、削り取るなどして修正して下さい。着色すると泥の盛り付け具合がはっきり解るので、黒の塗装後には忘れずに泥汚れのチェックをしてみて下さい。
2.白の下地塗装
XF2フラットホワイトで下地塗装の2段階目を行います。光が当たる箇所や、強調したい部分は強めに、影になる部分には軽めに白を吹き付けます。奥まった部分は黒が残るようにしておきます。
泥汚れを明るい色にしたい場合は、泥部分にも白を強めに吹き付けて下さい。
白塗装が終了した状態が写真6~9になります。
3.傷や塗料の剥がれ表現
引っ掻き傷は、爪楊枝のような先端の尖ったもので実際に引っ掻いて付けていきます。軽く表面の白のみを削るようにして、下地の黒が葉面にでるようにします。
🐥今回はパーツの形成色自体が暗めなので、強めに引っ掻いてしまっても黒っぽい傷になります。パーツの形成色に合わせて、引っ掻く強さを調節して下さい。
小さくちぎった台所用スポンジにXF1フラットブラックを付けて、叩くような感じで塗料を付着させ塗装剥がれの表現をしていきます。エッジの部分やハッチ部分など、塗料が剥がれやすそうな箇所を中心に付けていきます。
傷と塗料剥がれ表現が終了した状態が、写真10~13になります。
🐥基本塗装を強めに吹き付ければ、傷や塗料剥がれは消す事ができるので、失敗を気にしないで作業してみて下さい。さらに、塗装剥がれ表現をエナメル塗料で行えば、上手くいかなかった箇所は溶剤で簡単に拭き取る事が可能になります。
今回の記事はここで終了です。次回は基本塗装になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。