【初心者向け】水のある情景の城模型製作方法(童友社 1/350 松本城)~⑧水堀の製作編その4~

前回は一回目のレジン流し込みを行いました。今回は2回目のレジン流し込みになります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】水のある情景の城模型製作方法(童友社 1/350 松本城)~⑦水堀の製作編その3~

=🐣乾燥時間について=

写真1は一回目のレジン流し込みが終了したところです。

写真1

ディープウォーターの取り扱い説明書には、6時間経過したら上から2層目を重ねても大丈夫と書いてあります。

範囲が狭ったり、流し込むレジンの量が多い場合は大丈夫ですが、今回のように広範囲に薄く拡げたい場合は、完全乾燥してから2層目のレジンを流した方がいいです。

6時間経過すると、少しずつ硬化が始まってくるのですが、まだ表面部分がかなりベタベタしています。そのため、2層目のレジンを流したときにレジンの拡がりが抑えられてしまいます。流す量が多いとレジン自体の重さのせいで徐々に拡がっていくのですが、流す量が少ないとうまく拡がらずに厚さにムラがでてしまうので注意して下さい。

完全乾燥した状態だと、表面がカチカチになっているため摩擦が少なくなり薄く流し込んでも均一に拡がりやすくなります。2層目を薄くする場合には注意して下さい。

🐥今回は6時間後に2層目を流してしまったので、レジンが上手く拡がらずに厚さにムラができた箇所がありました。薄く流す時は注意して下さい。

=🐣2回目の流し込み=

2層目は着色せずに透明のまま使用します。写真2のように上からレジンを垂らして拡げていきます。先に述べましたが、薄く延ばす場合は最初のレジンが完全硬化してからの方がいいです。1層目が硬化していない時に、ヘラなどを使用して薄く延ばそうとすると1層目の形も崩れてしまう場合があるので注意して下さい。

写真2

写真3~5のように全体に薄くレジンが拡がったら丸一日放置して硬化するのを待ちます。

写真3
写真4
写真5

表面張力のため、レジンが写真6のように上がってきてしまう箇所が出てきてしまいます。チェックの際に綿棒などで拭き取れるようなら軽く拭き取って下さい。レジンの粘性が強いため徐々に時間をかけて上がってくるので、ある程度硬化するまでは小まめにチェックした方がいいです。

写真6

完全に拭き取れきれるものではないので、薄くレジンの膜が残ってしまいますが、上から塗装して修正する事が可能なので、あまり気にしないで下さい。 完全硬化後に石垣に使用した塗料を上から塗って、乾燥後に軽くパステルを付着させれば目立たなくなります。

透明レジンは使い方が難しい訳ではないのですが、乾燥までの時間が長いのが難点です。慌てずゆっくり時間をかけて作業をすれば簡単に水の表現ができます。何層かに分けて流す場合は一日でやろうと考えないで、何日かかけて作業をするつもりでやれば上手くできると思います。

今回はここで終了です。次回は波の表現になります。

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