⑨までで、建物部分がすべて完成しました。今回は仕上げ編になります。
【仕上げ作業】
=塗り残しの補修=一通り完成しました。いろんな角度から見て気になるところがあったら、補修します。
=池の作製=高知城のベースには、写真1のような池のモールドがあります。
赤い丸で囲んだところに窪みがあります。直径1cmもないので、そのままにしても問題ないと思いますが、せっかくなので池を作ってみたいと思います。水の表現には透明レジンを使用したりしますが、池が小さい事と、透明レジンは使い方が難しいので、今回は木工用ボンドで行います。
木工用ボンドは、乾くと透明になるのでその性質を利用してみます。まずは、木工用ボンドに水性の塗料を混ぜます。絵の具でも、アクリル塗料でも構いません。
写真2のように塗料と木工用ボンドを用意します。写真3のように少量の塗料を爪楊枝などに取って混ぜます。🐥今回は写真3の色の濃さにしましたが、もっと薄くした方が透明感がでると思います。
これを、爪楊枝で池部分に垂らしていきます。
半日ほど経つと、ボンドが乾燥してやや中央が凹んでいる状態になります。もう一度、凹んでいる部分に着色をしていない木工用ボンドを写真5のように乗せます。
この作業を繰り返し行って、池の厚みが出てきたら完成です。
ボンドの乾燥に時間がかかるので、この作業は建物の組み立てと平行して行う事をお勧めします。
以上で完成です。
🐥情景模型は写真を撮るなら、太陽光の下で撮るのがお勧めです。室内で撮るのとは違う雰囲気があります。
🐤今回の作業の仕方で、小さいサイズのNゲージ等の情景も気軽に作製できます。以前作製したものを載せておきます。一部電飾を付けましたが、他は今回説明した作業で作製しました。
参考までに、Nゲージの情景製品についての書籍を載せておきます。このような本をみて、作りたい物を想像するのも、大きな楽しみの一つです。
25-031 カトー Nゲージガイドブック ストラクチャー編(書籍)
KATO Nゲージ・HOゲージ 鉄道模型カタログ2020 25-000 鉄道模型用品
今後は1/35などのスケールの大きい情景の製作も説明していく予定です。
次回はエアブラシについて説明したいと思います。
🐔今回の記事を下記に載せておきます。よかったら参考にして下さい。
『簡単』初心者向け情景プラモデル製作方法【高知城】①~準備編~
『簡単』初心者向け情景プラモデル製作方法 【高知城】②~地面製作編~
『簡単』初心者向け情景プラモデル製作方法 【高知城】③~地面塗装編~
『簡単』初心者向け情景プラモデル製作方法 【高知城】④~情景編~
『簡単』初心者向け情景プラモデル製作方法 【高知城】⑤~情景編(樹木の植え込み)~
『簡単』初心者向け情景プラモデル製作方法 【高知城】⑥ ~塗装編~
『簡単』初心者向け情景プラモデル製作方法 【高知城】⑦~スミ入れ編~