⑥までで塗装が終了しました。今回はスミ入れについて説明します。きれいな状態のお城にしたい方は、今回は無視していただいて構いません。
【建築物の組み立て準備】
=建築物のスミ入れとウォシング=🐥この作業は必要と思った方のみ行って下さい。
スミ入れとは、キットのモールド(パーツにもとから付いている彫刻)に薄い暗色を流してモールドを立体的にする作業です。ウォシングとは全体に、暗色をフィルターをかけるように薄く塗り、色を落ち着かせる事です。写真1はスミ入れとウォシングを壁と屋根に行った状態です。
=スミ入れ塗料の作製=黒色と焦げ茶色のパステルをヤスリで削って調合スペースを空けて塗料皿に入れます。空いているスペースに筆でアクリル溶剤を垂らし、少量のパステルを混ぜます。(黒1:焦げ茶色1の比率)
🐥エナメル溶剤だと、塗料が溶けてしまうので、間違えないようにして下さい。
パステルは溶剤に溶けないので、写真2のように少しだけパステルの粉が溶剤に浮いている状態にします。
=パステル粉の塗装=今回は組み立て前に行います。パーツを切り離した状態で、筆で薄めたパステル粉を塗ります。前回⑥の=筆塗りのコツ=で説明したように、自然な流れの方向に筆を動かします。
モールドの部分には、溶剤を流し込むような感じで塗ります。
写真3のように色が、薄く着くか着かないかぐらいの感じで大丈夫です。これを屋根のパーツにも行います。薄い場合は繰り返し行い。付けすぎた部分は綿棒などで拭き取ります。これで、スミ入れとウォシングは終了です。
今回はここで終了です。
次回から組み立てに入ります。
🐔以前の記事でパステルのスミ入れについて説明しているので、よかったらこちらも見てみて下さい。
初心者向け艦船模型製作方法 【アオシマ 陽炎】⑧ ~汚し塗装編・完成~
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。